授業テーマ Course Theme
|
|
近代西洋における「天才」と「狂人」 ~現代の大衆文化が映し出すもの~
|
|
|
授業概要 Course Outline
|
|
本講義では、近代のヨーロッパに現れた「天才」と「狂人」を取り上げ、現代におけるその表象のされ方を紹介する。ここで扱う具体的な人物としては、第一に、「音楽の天才」たるヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトに注目し、現代の大衆文化におけるその表象のされ方を考察する。第二に、芸術や建築において才を発揮しながらも、その強すぎる個性ゆえに「狂人」「奇人」と呼ばれたバイエルン国王ルートヴィヒ2世の生涯に光を当てる。映画とミュージカルにおける彼らの表象を通じて、「天才」とは何か、「狂人」とは何か、普遍的な問いに対する答えを探ってみたい。
|
|
|
学生が授業内で PCを使用する科目
|
|
|
|
実務経験のある 教員による科目
|
|
|
|
実務経験との関連 (経験ありの場合のみ)
|
|
|
|
英語で授業を行う科目 Whether this class will be conducted all in English (yes/no)
|
|
|
|
課題解決型学習を取り入れている科目 Problem-solving learning method is used in class (yes/no)
|
|
|
|
討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている科目 There are discussions/debates in class (yes/no)
|
|
|
|
グループワークを取り入れている科目 There are group works in class (yes/no)
|
|
|
|
発表(プレゼンテーション)を取り入れている科目 There are presentations in class (yes/no)
|
|
|
|
フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている科目 There are fieldworks/training/experiments/ practices in class (yes/no)
|
|
|
|
到達目標 Aim/goal
|
|
ヨーロッパ近現代の歴史に関して、自らの頭で考えながら評価と歴史解釈を加えることができるようになる。そのために授業外で幅広い文献を読み、明確な論拠に基づく説得力のある主張を展開することができる。
|
|
|
授業計画 Course Plan
|
|
第1回
|
イントロダクション
|
第2回
|
モーツァルト(1) 映画『アマデウス』で学ぶモーツァルトの生涯
|
第3回
|
モーツァルト(2) 映画『アマデウス』に見る「天才」の表象
|
第4回
|
モーツァルト(3) ミュージカル『モーツァルト!』で学ぶモーツァルトの生涯
|
第5回
|
モーツァルト(4) ミュージカル『モーツァルト!』で学ぶ転換期の時代
|
第6回
|
モーツァルト(5) ミュージカル『モーツァルト!』に見る「天才」の表象
|
第7回
|
モーツァルト(6) ミュージカル『モーツァルト!』はなぜ日本で人気なのか
|
第8回
|
ベートーヴェン ミュージカル『ベートーヴェン』(2023-24年)に見る「天才」の表象
|
第9回
|
ルートヴィヒ2世(1) 映画『ルートヴィヒ』(2012年)に見る「狂人」の表象
|
第10回
|
ルートヴィヒ2世(2) 映画『ルートヴィヒ』(2012年)で学ぶ転換期の時代
|
第11回
|
ルートヴィヒ2世(3) ミュージカル『〜夢と孤独の果てに〜ルートヴィヒII世』に見る「狂人」の表象
|
第12回
|
ルートヴィヒ2世(4) 「天才」と「狂人」は紙一重?
|
第13回
|
まとめ
|
|
|
授業以外の学修 What Students are expected to do outside of the class
|
|
本講義では人物史を中心に扱うが、西洋近現代の時代状況全般を把握せずに人物像の特定は困難である。そのため、歴史の概説書や通史を手に取り、それらの文献を授業外で閲読する。
|
|
|
評価方法 Evaluation
|
|
授業参加姿勢(議論への参加、毎回のリアクションレポート等) 60% ※大学院生としてのより積極的な姿勢とコメントを求める。 小レポート(複数回提示の場合あり) 40% ※大学院生としてのより学術的なレポートを求める。
※受講者数によって割合等を変更する場合があるため、初回授業に必ず参加し確認すること。
|
|
|
課題(試験やレポート等)に対する フィードバックの方法 Feedback methods on assignments
|
|
リアクションレポート(内容の匿名公開あり)と小レポートの講評を実施する。個別のフィードバックが必要な場合は授業外での相談に応じる。
|
|
|
履修前提要件 Prerequisites
|
|
西洋の近現代に関する基礎的な知識と問題関心が求められる。西洋近現代の歴史を学びたいという強い意欲を望む。一話完結型ではなく各回の講義が連続してつながっているため、毎回の出席に自信がない者は履修しないことを推奨する。また課題量が少なくないため安易な受講は避けること。
|
|
|
関連する ディプロマポリシー
|
|
|
|
使用テキスト Textbook to be used, if any
|
|
|
|
必ず読まなければならない本や文献(購入する必要はないが、図書館等で参照を要するテキスト)Required books or materials (No purchase necessary, but students need to refer to them at places like libraries.)
|
|
|
|
読むことを推奨する本や文献(購入する必要はないが、図書館等で参照を要するテキスト)Recommended books or materials, if any. (No purchase nesessary, but students need to refer to them at places like libraries.)
|
|
| |
番号
|
著者 Author
|
書名 Title
|
出版社 Publisher
|
ISBN
|
定価 Price
|
備考 Remarks
|
|
1.
|
|
|
|
|
|
2
|
|
|
|
テキストに 関する 連絡事項 Remarks concerning the text book, if any
|
|
閲覧を推奨する文献テキストに関しては授業内で提示する。 必要な資料はコピーして配布する。レジュメを「学びの泉」で事前配布することもあるので、その場合は必ずダウンロードして印刷持参すること。
|
|
|
更新日付
|
|
2024/01/11 10:46
|