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科目 ※★地球市民と文化 
開講科目群 地民 
履修 選択 
年次 1~4 
単位
開講科目ID GLSH1000 
開講期・曜日・時限 集中(夏期) その他 その他
教職課程との対応  
教員氏名

大野 俊(オオノ シュン)

備考  



授業テーマ
Course
Theme
他者から見たニッポン、変容するニホンジンー「日本人論」の再検証 
授業概要
Course
Outline
夏季集中講座として実施する。
日本や日本人は、世界各国の市民の目にはどのように映っているのだろうか。世界各国の「日本人論」を検証しながら、さまざまなバイアスやステレオタイプが生じている背景を探る。人の移動が加速するなか、その「日本人」も変容しつつある。時代とともに変遷してきた「日本人」の境界について考える。日本にとって重要な隣人である中国人、韓国人、東南アジア市民の日本や日本人への見方の変化も、日本人の近隣アジア諸国や市民への認識の変化とともに検証し、相互理解の可能性と不可能性を考える。この授業の一環として、外国人に日本・日本人観をうかがう、近場でのフィールドワークを行う可能性がある。 
学生が授業内で
PCを使用する科目
yes 
実務経験のある
教員による科目
yes 
実務経験との関連
(経験ありの場合のみ)
新聞社特派員や海外の大学の教員や研究員としての経験も踏まえて講義する 
英語で授業を行う科目
Whether this class will be
conducted all in English (yes/no)
no 
課題解決型学習を取り入れている科目
Problem-solving learning method
is used in class (yes/no)
no 
討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている科目
There are discussions/debates
in class (yes/no)
yes 
グループワークを取り入れている科目
There are group works in class
(yes/no)
yes 
発表(プレゼンテーション)を取り入れている科目
There are presentations in class
(yes/no)
yes 
フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている科目
There are
fieldworks/training/experiments/
practices in class (yes/no)
yes 
到達目標
Aim/goal
国際社会における日本や日本人の立ち位置、その実像と虚像について理解を深める。日本人の自画像や他者認識は時代とともに変わってきたが、その要因や背景も理解し、国内外の市民にそれを説明できる力を身につける。 
授業計画
Course Plan
第1回 日本はいつ「日本」になったのか? 
第2回 沖縄人やアイヌ人はいつ「日本人」になったのか? 
第3回 欧米における日本人論 
第4回 近隣アジアにおける日本人論 
第5回 日本人による日本人論再考 
第6回 変遷する「日本人」の境界 
第7回 「日本人」と「外国人」の間ー在日コリアンや日系人を通して考える 
第8回 中国のなかの「反日」と「親日」 
第9回 韓国人の「反日」の裏側 
第10回 東南アジア人は本当に「親日」なのか? 
第11回 日本人から見た中国・韓国ほかー相互理解の可能性と不可能性 
第12回 学生の発表① 
第13回 学生の発表② 
授業以外の学修
What Students
are expected
to do
outside of the class
授業前に課題の資料を読み込んで、授業での議論に備える。短期間の集中講座でもあり、本科目で最も重要なテキストである『タテ社会の人間関係―単一社会の理論』と『菊と刀ー日本文化の型』については、本授業開始より前に必ず目を通し、その内容について講師の質問(理解困難な点を含む)にも答えられる準備をしておくこと。 
評価方法
Evaluation
出席や議論などの平常点(30%)、学習成果のプレゼンテーション(20%)、最終レポート(50%) 
課題(試験やレポート等)に対する
フィードバックの方法
Feedback methods on assignments
プレゼンテーションではその場でコメントする。課題レポートについては、学びの泉を通して評価とコメントを返す。 
履修前提要件
Prerequisites
重要なテキストである『タテ社会の人間関係―単一社会の理論』と『菊と刀ー日本文化の型』については、事前に読んでおくこと。 
関連する
ディプロマポリシー
使用テキスト
Textbook
to be used,
if any
番号 著者
Author
書名
Title
出版社
Publisher
ISBN 定価
Price
備考
Remarks
1. 中根千枝  『タテ社会の人間関係ー単一社会の理論』  講談社  978-4061155053  880円   
2. ルース・ベネディクト  『菊と刀ー日本文化の型』  光文社  978-4334751692  1012円  他の出版社の刊行本でも良い 
必ず読まなければならない本や文献(購入する必要はないが、図書館等で参照を要するテキスト)Required books or materials (No purchase necessary, but students need to refer to them at places like libraries.)
番号 著者
Author
書名
Title
出版社
Publisher
ISBN 定価
Price
備考
Remarks
1. 李御寧  『「縮み」志向の日本人』  講談社  978-4061598164  1386円   
2. エズラ・ヴォ―ゲル  『新版ジャパンアズナンバーワン』  CCCメディアハウス  不明  2860円   
3. 土居健郎  『「甘え」の構造[増補普及版]』  弘文堂  978-4335651298  1430円   
4. 大野俊編  『メディア文化と相互イメージ形成ー日中韓の新たな課題』  九州大学出版会  978-4798501314  1980円   
5. 船曳建夫  『「日本人論」再考』  講談社  978-4062919906  1243円   
読むことを推奨する本や文献(購入する必要はないが、図書館等で参照を要するテキスト)Recommended books or materials, if any. (No purchase nesessary, but students need to refer to them at places like libraries.)
番号 著者
Author
書名
Title
出版社
Publisher
ISBN 定価
Price
備考
Remarks
1. エドウィン・ライシャワー  『ザ・ジャパニーズ』  KADOKAWA  978-4044004675  650円   
2. 高野陽太郎  『日本人論の危険なあやまちー文化ステレオタイプの誘惑と罠』  ディスカヴァーツェンティワン  978-4-7993-25643  1100円    
3. 内田樹  『日本辺境論』  新潮社  978-4106103360  880円   
テキストに
関する
連絡事項
Remarks
concerning
the text book,
if any
授業中に適宜、論文、レジュメなどの資料を配布する。 
更新日付 2023-03-04 15:57:55.774


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