授業テーマ Course Theme
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他者から見たニッポン、変容するニホンジンー「日本人論」の再検証
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授業概要 Course Outline
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夏季集中講座として実施する。 日本や日本人は、世界各国の市民の目にはどのように映っているのだろうか。世界各国の「日本人論」を検証しながら、さまざまなバイアスやステレオタイプが生じている背景を探る。人の移動が加速するなか、その「日本人」も変容しつつある。時代とともに変遷してきた「日本人」の境界について考える。日本にとって重要な隣人である中国人、韓国人、東南アジア市民の日本や日本人への見方の変化も、日本人の近隣アジア諸国や市民への認識の変化とともに検証し、相互理解の可能性と不可能性を考える。この授業の一環として、外国人に日本・日本人観をうかがう、近場でのフィールドワークを行う可能性がある。
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学生が授業内で PCを使用する科目
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実務経験のある 教員による科目
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実務経験との関連 (経験ありの場合のみ)
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新聞社特派員や海外の大学の教員や研究員としての経験も踏まえて講義する
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英語で授業を行う科目 Whether this class will be conducted all in English (yes/no)
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課題解決型学習を取り入れている科目 Problem-solving learning method is used in class (yes/no)
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討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている科目 There are discussions/debates in class (yes/no)
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グループワークを取り入れている科目 There are group works in class (yes/no)
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発表(プレゼンテーション)を取り入れている科目 There are presentations in class (yes/no)
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フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている科目 There are fieldworks/training/experiments/ practices in class (yes/no)
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到達目標 Aim/goal
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国際社会における日本や日本人の立ち位置、その実像と虚像について理解を深める。日本人の自画像や他者認識は時代とともに変わってきたが、その要因や背景も理解し、国内外の市民にそれを説明できる力を身につける。
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授業計画 Course Plan
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第1回
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日本はいつ「日本」になったのか?
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第2回
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沖縄人やアイヌ人はいつ「日本人」になったのか?
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第3回
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欧米における日本人論
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第4回
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近隣アジアにおける日本人論
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第5回
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日本人による日本人論再考
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第6回
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変遷する「日本人」の境界
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第7回
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「日本人」と「外国人」の間ー在日コリアンや日系人を通して考える
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第8回
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中国のなかの「反日」と「親日」
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第9回
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韓国人の「反日」の裏側
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第10回
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東南アジア人は本当に「親日」なのか?
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第11回
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日本人から見た中国・韓国ほかー相互理解の可能性と不可能性
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第12回
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学生の発表①
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第13回
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学生の発表②
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授業以外の学修 What Students are expected to do outside of the class
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授業前に課題の資料を読み込んで、授業での議論に備える。短期間の集中講座でもあり、本科目で最も重要なテキストである『タテ社会の人間関係―単一社会の理論』と『菊と刀ー日本文化の型』については、本授業開始より前に必ず目を通し、その内容について講師の質問(理解困難な点を含む)にも答えられる準備をしておくこと。
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評価方法 Evaluation
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出席や議論などの平常点(30%)、学習成果のプレゼンテーション(20%)、最終レポート(50%)
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課題(試験やレポート等)に対する フィードバックの方法 Feedback methods on assignments
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プレゼンテーションではその場でコメントする。課題レポートについては、学びの泉を通して評価とコメントを返す。
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履修前提要件 Prerequisites
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重要なテキストである『タテ社会の人間関係―単一社会の理論』と『菊と刀ー日本文化の型』については、事前に読んでおくこと。
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関連する ディプロマポリシー
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使用テキスト Textbook to be used, if any
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番号
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著者 Author
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書名 Title
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出版社 Publisher
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ISBN
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定価 Price
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備考 Remarks
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1.
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中根千枝
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『タテ社会の人間関係ー単一社会の理論』
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講談社
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978-4061155053
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880円
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2.
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ルース・ベネディクト
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『菊と刀ー日本文化の型』
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光文社
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978-4334751692
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1012円
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他の出版社の刊行本でも良い
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必ず読まなければならない本や文献(購入する必要はないが、図書館等で参照を要するテキスト)Required books or materials (No purchase necessary, but students need to refer to them at places like libraries.)
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番号
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著者 Author
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書名 Title
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出版社 Publisher
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ISBN
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定価 Price
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備考 Remarks
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1.
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李御寧
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『「縮み」志向の日本人』
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講談社
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978-4061598164
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1386円
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2.
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エズラ・ヴォ―ゲル
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『新版ジャパンアズナンバーワン』
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CCCメディアハウス
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不明
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2860円
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3.
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土居健郎
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『「甘え」の構造[増補普及版]』
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弘文堂
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978-4335651298
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1430円
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4.
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大野俊編
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『メディア文化と相互イメージ形成ー日中韓の新たな課題』
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九州大学出版会
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978-4798501314
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1980円
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5.
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船曳建夫
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『「日本人論」再考』
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講談社
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978-4062919906
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1243円
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読むことを推奨する本や文献(購入する必要はないが、図書館等で参照を要するテキスト)Recommended books or materials, if any. (No purchase nesessary, but students need to refer to them at places like libraries.)
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番号
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著者 Author
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書名 Title
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出版社 Publisher
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ISBN
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定価 Price
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備考 Remarks
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1.
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エドウィン・ライシャワー
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『ザ・ジャパニーズ』
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KADOKAWA
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978-4044004675
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650円
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2.
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高野陽太郎
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『日本人論の危険なあやまちー文化ステレオタイプの誘惑と罠』
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ディスカヴァーツェンティワン
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978-4-7993-25643
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1100円
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3.
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内田樹
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『日本辺境論』
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新潮社
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978-4106103360
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880円
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テキストに 関する 連絡事項 Remarks concerning the text book, if any
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授業中に適宜、論文、レジュメなどの資料を配布する。
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更新日付
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2023-03-04 15:57:55.774
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