シラバス参照

科目 ★専門事例: 地球市民と平和 
開講科目群 地民 
履修 選択 
年次 2~4 
単位
開講科目ID GLG40150 
開講期・曜日・時限 後期 木曜日 2時限
後期 木曜日 3時限
教職課程との対応  
教員氏名

松井 ケティ(マツイ ケティ)

備考  



授業テーマ
Course
Theme
平和の本質的な定義と実現を調査する。暴力文化と構造から平和の文化と構造へ
変革し、構築する手法と実践、平和構築論を探求する。

この授業では平和の実践的なトレーニングも行う。その実践を通して、暴力や対立・紛争を平和的に解決できるよう、共同体や個人のエンパワーメントになることを願っています。そしてこの授業は、平和的転換や和解が可能な、安心できる「場」を提供し、他者と平和的で協調的な関係を築くことを目標としている。 
授業概要
Course
Outline
差別や偏見、貧困、家庭・職場・教育現場などでの暴力、あるいは環境破壊――さまざまな「暴力」がうごめき、社会の「構造」に潜んでいる。「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和の砦を築かなければならない」――ユネスコ憲章の理念が掲げる「平和」は、「戦争のない状態」だけではなく、そんな「構造的な暴力」のない世の中をどう構築できるか探求する

「平和の文化」は、ユネスコ憲章の「平和の思想」の表現です。「人間が求める身近な平和、安心・安全」を、考え方の慣習、「文化」にしようということです。人類が探究してきた平和に別の理念を掲げているのではないのです。「平和の文化」に、一定の行動様式やモデルがあるわけでもありません。一人ひとりの行動、考えは多様です。行動できる市民(active citizen)として、個々が平和実現にどうかかわることができるか考える。 
学生が授業内で
PCを使用する科目
Yes 
実務経験のある
教員による科目
No 
実務経験との関連
(経験ありの場合のみ)
英語で授業を行う科目
Whether this class will be
conducted all in English (yes/no)
No 
課題解決型学習を取り入れている科目
Problem-solving learning method
is used in class (yes/no)
Yes 
討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている科目
There are discussions/debates
in class (yes/no)
Yes 
グループワークを取り入れている科目
There are group works in class
(yes/no)
Yes 
発表(プレゼンテーション)を取り入れている科目
There are presentations in class
(yes/no)
Yes 
フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている科目
There are
fieldworks/training/experiments/
practices in class (yes/no)
No 
到達目標
Aim/goal
1.平和と暴力の定義や概念を理解することができる。
2.平和を脅かす諸問題を理解し、問題を起こしている構造の仕組みを分析できる。
3.暴力や対立・紛争様々な問題を建設的で平和的に解決できるようになる。
4.国際水準である人権、ジェンダー、人種に対する平等を理解し、実現できるようになる。
5.文化の多様性を認め、地球の統合をはかるようなる。
6.地球市民として活動する地球的責任意識を培う。 
授業計画
Course Plan
第1回 平和とは・平和の文化とは暴力とは・非暴力とは、ビジョンを持つとは 
第2回 人権問題 
第3回 異文化理解を広げる
偏見とは・ステレオタイプとは
違いに敬意をしめす 
第4回 戦争の文化から平和の文化へ
国家安全保障・人間安全保障 
第5回 トランセンド法:問題分析・トランセンド法を生かした解決練習。 
第6回 貧困と平和 
第7回 シムレーション:授業で学んだことを応用し、高校生へ平和関連のワークショップを行う。 
第8回 修復的正義の重要性。 修復的正義とは?
修復的正義の理論と実践。 修復的正義の応用。 
第9回  911やロシア・ウクライナ:テロへの対応、戦争の対応どのよう平和につなげるか模索する。 
第10回 核のない世界を築く 
第11回 今までの授業で学んだことを応用し、高校生へ平和関連のワークショップを行うための準備始める。 
第12回 平和とメディア 
第13回 ワークショップを発表する 
授業以外の学修
What Students
are expected
to do
outside of the class
指定された文献の読解、授業で発表する準備などをする。 授業で与えられた課題をこなす。 
評価方法
Evaluation
事前に読んだ文献を参考に積極的にディカッションとアクティビティに参加する。
(注)授業計画は、いくぶん変更の可能性がある。   
課題(試験やレポート等)に対する
フィードバックの方法
Feedback methods on assignments
出席、授業参加、課題、発表、レポートの総合評価。 
履修前提要件
Prerequisites
1. 平和実現が可能か知りたい・好奇心ある人。
2. 平和実現に関わる方法を知りたい人。
3.アジアの人々や他国の人々との「共生」を志向する人 
関連する
ディプロマポリシー
GDP1,GDP2,GDP4, 
使用テキスト
Textbook
to be used,
if any
必ず読まなければならない本や文献(購入する必要はないが、図書館等で参照を要するテキスト)Required books or materials (No purchase necessary, but students need to refer to them at places like libraries.)
読むことを推奨する本や文献(購入する必要はないが、図書館等で参照を要するテキスト)Recommended books or materials, if any. (No purchase nesessary, but students need to refer to them at places like libraries.)
テキストに
関する
連絡事項
Remarks
concerning
the text book,
if any
更新日付 2023-01-13 22:16:01.793


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