シラバス参照

科目 ※英語学基礎演習3a 
開講科目群 英文 
履修 選択 
年次
単位
開講科目ID ELS20600 
開講期・曜日・時限 前期 木曜日 3時限
教職課程との対応  
教員氏名

太田 奈名子(オオタ ナナコ)

備考  



授業テーマ
Course
Theme
授業タイトル:「音楽で時事問題を読む」
時事問題がどのように音楽に反映されているのか、そのような音楽が社会でどのように生まれ、消費されているのかを、英語歌詞の読み解きから学ぶ。 
授業概要
Course
Outline
音楽は、聞き流してしまえばただの「音」である。
しかし、音楽の歌詞、その歌詞を書いた歌手、その歌手の育った環境、その環境を形作る社会、その社会が置かれた時代など、音楽がもつ一つひとつの層を注視してみると、歌手の生き様、さらには歌手の置かれた社会や文化を垣間見る「覗き穴」として捉えられる。
この授業では、英語の歌詞を注意深く聴き、繰り返し読みこむことで、時事問題を体感し、自分なりに、自分ごととして理解することを目標とする。
具体的には、毎授業でひとつの曲に光を当て、談話分析という手法(とくに批判的談話分析)を用いた歌詞の学術的分析を行う。楽曲や歌手の背景にまつわるリーディング、そして曲のリスニングを通じて、日常会話表現の習得なども含め、英語能力を総合的に高めていく。 
学生が授業内で
PCを使用する科目
no 
実務経験のある
教員による科目
no 
実務経験との関連
(経験ありの場合のみ)
英語で授業を行う科目
Whether this class will be
conducted all in English (yes/no)
no 
課題解決型学習を取り入れている科目
Problem-solving learning method
is used in class (yes/no)
no 
討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている科目
There are discussions/debates
in class (yes/no)
yes 
グループワークを取り入れている科目
There are group works in class
(yes/no)
yes 
発表(プレゼンテーション)を取り入れている科目
There are presentations in class
(yes/no)
yes 
フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている科目
There are
fieldworks/training/experiments/
practices in class (yes/no)
no 
到達目標
Aim/goal
この授業の目標は、普段聞く洋楽、自分の好きな楽曲から「時事問題を読む」ことができるようになることである。
談話分析(批判的談話分析)という分析手法の体得によって、教室内のみならず、自分の生活のなかで、英語の歌詞を「批判的」に捉え、味わい、考えることができるようにする。
また、クラスメートの解釈に触れることで、さまざまな音楽の聴き方・読み方があると知ることも、重要な目標である。 
授業計画
Course Plan
第1回 オリエンテーション 〜 I Love You and Buddha Too by Mason Jennings〜 
第2回 ボディ・ポジティブ、ボディ・ニュートラリティ 〜Just The Way You Are by Bruno Mars〜 
第3回 LGBTQ(性的マイノリティ) 〜Chosen Family by Rina Sawayama〜 
第4回 LGBTQ(性的マイノリティ) 〜Cherry by Rina Sawayama〜 
第5回 批判的談話分析(Critical Discourse Analysis)をはじめる 〜ここまでのおさらい〜 
第6回 セレブリティ・プライバシー 〜The Way I Am by Charlie Puth〜 
第7回 セレブリティ・プライバシー 〜my future by Billie Eilish〜 
第8回 映画からも学んでみよう 〜Apple TV+ Billie Eilish: The World's A Little Blurry 〜 
第9回 BLM(ブラック・ライブズ・マター) 〜Strange Fruit by Billie Holiday〜 
第10回 BLM(ブラック・ライブズ・マター) 〜 I Can't Breathe by H.E.R.〜 
第11回 BLM(ブラック・ライブズ・マター) 〜This Is America by Childish Gambino / I Find It Hard to Say (Rebel) by Lauryn Hill〜 
第12回 授業で学んできたなかで気になった1曲を、自分で分析してみよう 〜期末レポート(個別指導)〜 
第13回 自分の分析とクラスメートの分析を読みあってみよう 〜期末レポート(ペアワーク、プレゼンテーション)〜 
授業以外の学修
What Students
are expected
to do
outside of the class
授業前に、Youtubeなどを利用して課題曲を聴きこみ、歌詞を読みこみ、楽しんで口ずさむようにしておく。
場合によっては、楽曲のPVもよく観ておく。

わからない単語・イディオムなどは、ノートにまとめて、事前学習をしておくこと。
質問があれば、講師に必ず確認すること。 
評価方法
Evaluation
平常点(出欠、授業参加度) 30%
ミニ・レポート(授業で扱った楽曲から2曲選ぶ)    30%
期末レポート (授業で扱った楽曲から1曲選ぶ)   40% 
課題(試験やレポート等)に対する
フィードバックの方法
Feedback methods on assignments
ミニ・レポートに対しては、後日コメントを返す形で、フィードバックを行う。
ミニ・レポートで出た意見は、クラス内で共有し、学生にもフィードバックに積極的に加わってもらう。
期末レポートへのコメントは、希望者に返す。 
履修前提要件
Prerequisites
履修要件はとくに定めないが、普段から英語の音楽を聞くのが好きで、積極的に音楽についてクラスで意見できること、また、クラスメートの意見に積極的に耳を傾けることを期待する。
学生が興味のある社会問題や楽曲によって、授業内容(解説する曲)を変更することがありうる。 
関連する
ディプロマポリシー
使用テキスト
Textbook
to be used,
if any
必ず読まなければならない本や文献(購入する必要はないが、図書館等で参照を要するテキスト)Required books or materials (No purchase necessary, but students need to refer to them at places like libraries.)
読むことを推奨する本や文献(購入する必要はないが、図書館等で参照を要するテキスト)Recommended books or materials, if any. (No purchase nesessary, but students need to refer to them at places like libraries.)
番号 著者
Author
書名
Title
出版社
Publisher
ISBN 定価
Price
備考
Remarks
1. 名嶋義直編著  『10代からの批判的思考 : 社会を変える9つのヒント』  明石書店  9784750350103  2300   
テキストに
関する
連絡事項
Remarks
concerning
the text book,
if any
授業前・授業中に、適宜関連資料を配布する。参考図書は授業内で紹介する。 
更新日付 2022-12-20 10:37:56.931


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