授業テーマ Course Theme
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授業概要 Course Outline
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本講義では、激動の近代ヨーロッパを生きた2人の王妃に光を当て、彼女たちの生涯を通じて「移り変わる時代を生きる」とはどういうことかを考える。この講義で題材とするマリー・アントワネット(フランス王妃)とエリザベート(オーストリア皇妃)は、いずれも歴史家や後世の評価が分かれる女性である。そのため、単に彼女たちの波瀾万丈の人生を追体験するだけでなく、そこに各時代の状況を重ね合わせ、彼女たちを襲った「運命」の正体を明らかにする。時代や運命に翻弄されながらも女性としての己を貫くとはどういうことか、2人が残した言葉や行動を手がかりに「女の生き方」を学ぶ。 本講義では思考だけでなく感性を働かせることにも主眼を置くため、関連するミュージカルを「教材」として使用する。これらの作品に見られる史実との違いや演出の効果にも注目しながら、歴史上の人物をめぐるイメージの作られ方も考えてみたい。
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学生が授業内で PCを使用する科目
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実務経験のある 教員による科目
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実務経験との関連 (経験ありの場合のみ)
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英語で授業を行う科目 Whether this class will be conducted all in English (yes/no)
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課題解決型学習を取り入れている科目 Problem-solving learning method is used in class (yes/no)
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討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている科目 There are discussions/debates in class (yes/no)
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グループワークを取り入れている科目 There are group works in class (yes/no)
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発表(プレゼンテーション)を取り入れている科目 There are presentations in class (yes/no)
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フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている科目 There are fieldworks/training/experiments/ practices in class (yes/no)
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到達目標 Aim/goal
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講義で取り上げる2人の女性に関して、自らの頭で考えながら評価と歴史解釈を加えることができるようになる。そのために授業外で幅広い文献を読み、明確な論拠に基づく説得力のある主張を展開することができる。
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授業計画 Course Plan
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第1回
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イントロダクション
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第2回
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王妃マリー・アントワネット(1) 豪奢な宮廷生活と民衆の憤怒
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第3回
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王妃マリー・アントワネット(2) 首飾り事件
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第4回
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王妃マリー・アントワネット(3) 革命の勃発
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第5回
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王妃マリー・アントワネット(4) 逆境のなかで
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第6回
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王妃マリー・アントワネット(5) 最後まで貫かれた威厳と愛
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第7回
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皇妃エリザベート(1) シンデレラ・ストーリー
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第8回
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皇妃エリザベート(2) ハプスブルクの重圧
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第9回
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皇妃エリザベート(3) 宮廷からの逃避
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第10回
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皇妃エリザベート(4) 帝国の救世主?
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第11回
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皇妃エリザベート(5) 死に愛され死を愛する?
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第12回
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皇妃エリザベート(6) 「私だけに」生きるとは?
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第13回
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まとめ
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授業以外の学修 What Students are expected to do outside of the class
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推奨文献を事前に精読してから授業に臨む。また、各人物を取り巻く状況についても知らなければならないため、指定文献だけでなく歴史の概説書や通史を手に取り授業外で自主的に閲読する。
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評価方法 Evaluation
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授業参加姿勢(議論への参加、毎回のリアクションレポート等) 60% 小レポート(学期中に2回) 40% ※受講者数によって割合等を変更する場合があるため、初回授業に必ず参加し確認すること。
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課題(試験やレポート等)に対する フィードバックの方法 Feedback methods on assignments
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リアクションレポートや小レポートの講評を実施する。毎回のリアクションレポートは作成者名を伏せ内容を公開し講評することがある。個別のフィードバックが必要な場合は授業外での相談に応じる。
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履修前提要件 Prerequisites
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授業外の課題量が少なくないため安易な受講は控えること。また、一話完結型ではなく各回の講義が連続してつながっているため、毎回の出席に自信がない者は履修しないことを推奨する。 履修希望者が教室定員を超過した場合、アンケートや抽選により履修人数を限定することがある。
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関連する ディプロマポリシー
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使用テキスト Textbook to be used, if any
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必ず読まなければならない本や文献(購入する必要はないが、図書館等で参照を要するテキスト)Required books or materials (No purchase necessary, but students need to refer to them at places like libraries.)
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番号
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著者 Author
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書名 Title
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出版社 Publisher
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ISBN
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定価 Price
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備考 Remarks
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1.
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弓削尚子
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『はじめての西洋ジェンダー史: 家族史からグローバル・ヒストリーまで』
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山川出版社
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2021年
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2.
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クリスティーヌ・ル・ボゼック
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『女性たちのフランス革命』
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慶應義塾大学出版会
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2022年
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読むことを推奨する本や文献(購入する必要はないが、図書館等で参照を要するテキスト)Recommended books or materials, if any. (No purchase nesessary, but students need to refer to them at places like libraries.)
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番号
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著者 Author
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書名 Title
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出版社 Publisher
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ISBN
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定価 Price
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備考 Remarks
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1.
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安達正勝
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『マリー・アントワネット:フランス革命と対決した王妃』
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中公新書
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2014年
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2.
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エマニュエル・ド・ヴァレスキエル著、土居佳代子訳
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『マリー・アントワネットの最期の日々 上下』
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原書房
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2018年
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3.
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ウィル・バショア著、阿部寿美代訳
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『マリー・アントワネットの髪結い : 素顔の王妃を見た男』
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原書房
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2017年
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4.
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ブリギッテ・ハーマン著、中村康之訳
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『エリザベート:美しき皇妃の伝説 上下』
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朝日文庫
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2005年
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5.
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ジャン・デ・カール著、三保元訳
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『麗しの皇妃エリザベト : オーストリア帝国の黄昏』
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中公文庫
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2003年
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テキストに 関する 連絡事項 Remarks concerning the text book, if any
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必要な資料はコピーして配布する。レジュメを「学びの泉」で事前配布することもあるので、その場合は必ずダウンロードして印刷持参すること。
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更新日付
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2023-02-21 17:18:16.517
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