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科目 ★映像表現法 
開講科目群 地民 
履修 選択 
年次 1~4 
単位
開講科目ID GLC20200 
開講期・曜日・時限 前期 木曜日 2時限
教職課程との対応  
教員氏名

三好 大輔(ミヨシ ダイスケ)

備考  



授業テーマ
Course
Theme
映像表現に関する歴史的経緯を学びながら、現在の映像表現を読み解く力を身につけ、自らが立案した映像を形にし、映像が持つ力を学ぶ。 
授業概要
Course
Outline
「映像」は日々の暮らしの中で触れない日は無いほど生活に入り込んできている。映画、ドキュメンタリー、ニュース、アニメーション、コマーシャル、ミュージックビデオなど、玉石混淆の映像表現の中で、映像を読み込む力が必要になってきている。本講義では国内外、新作から旧作まで様々な映像作品を参照しながら、表現すること、伝えることの意味を、創り手の視点から考察する。また、自らが企画立案した映像を制作し、伝えることの意味を考えていく。 
学生が授業内で
PCを使用する科目
yes 
実務経験のある
教員による科目
yes 
実務経験との関連
(経験ありの場合のみ)
監督・プロデューサーという立場で映像制作を行っています。創り手の視点から講義を行います。  
英語で授業を行う科目
Whether this class will be
conducted all in English (yes/no)
no 
課題解決型学習を取り入れている科目
Problem-solving learning method
is used in class (yes/no)
no 
討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている科目
There are discussions/debates
in class (yes/no)
yes 
グループワークを取り入れている科目
There are group works in class
(yes/no)
yes 
発表(プレゼンテーション)を取り入れている科目
There are presentations in class
(yes/no)
yes 
フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている科目
There are
fieldworks/training/experiments/
practices in class (yes/no)
yes 
到達目標
Aim/goal
1. 創り手の視点を理解し、映像を読み込む素養を身につけ、メディア・リテラシーを向上させる。
2. 映像の変遷を学ぶことにより、映像表現がどのような背景の上に成り立っているのかを理解するようになる。
3. 映像表現を通し、伝えることやコミュニケーションの本質的な意味を考える。  
授業計画
Course Plan
第1回 「イントロダクション」映像表現を行う立場から、本講義の軸となる「伝える」という部分を考える。何故創るのか?何故表現するのか?映像作品を参照しながら、創り手の視点から映像を創る行為そのものについて考察する。 
第2回 「企画する」何を伝えたいのか。どう伝えたいのか?その根本にあるのが企画である。発想する原点を磨き上げていくことで、作品も磨かれることになる。映像作品を「企画」という視点で鑑賞し、どのように企画が構築されているのかについて考察する。 
第3回 「監督の仕事」監督の役割は何なのか?企画立案から撮影、編集を経て完成に至るまで、作品をイメージしたものに着地させるために大小様々な決断を下すことが求められる。様々な監督の仕事を参照しながら、監督のあり方について考察する。 
第4回 「プロデューサーの仕事」 社会の中でどのような映像が必要なのか。単なる請負いでのプロデュースワークに留まらず、何も無いところから仕事を立ち上げる力が求められている。今の時代に求められるプロデューサーのあり方について考察する。 
第5回 「インタビュー技法」「インタビュー」は、ドキュメンタリー制作に限らず、様々な場面で必要となるスキルである。知らない誰かの話を引き出すには、どのような準備をし、どのように向き合えばいいのか。インタビューの方法論および技法について考察する。  
第6回 「撮影の仕事」撮影する、というのはカメラを通して被写体を見つめる行為である。何を撮るかが問われると同時に、同じ被写体でも、アングルやカメラワーク、レンズの選定、撮影フォーマットなどによって表現や意味が変化する。撮影方法を「見る」という視点で考察する。  
第7回 「音響の仕事」映像にとって「音」の役割は重要である。声、効果音、音楽。それぞれが映像の中でどのようなバランスで使われているのか。録音、フォーリー、ミックスなど、ひとつの音をつくるための表現方法を学び、「音」という視点から映像表現を考察する。  
第8回 「照明の仕事」光が無ければ撮影はできない。光の使い方で世界観や映像の意味が変わってくる。映画が「光と影の芸術」とも言われるように映像の質を作る大切な要素となる。光をどのように捉えて映像を作っていくのか。映像作品を事例として取りあげながら光についての考察を行う。  
第9回 「編集の仕事」編集は映像制作の肝である。撮影したカットのどの部分をどのように繋ぎ合わせていくのか。長尺のドキュメンタリー作品も短いCMのような作品も、編集次第で伝わり方や意図が変わって伝わる。具体的な映像作品を事例に、編集について考察する。  
第10回 「映像制作1」グループ課題として映像制作に取り組む。5人のグループで役割分担をし、テーマに沿って企画立案し発表する。撮影内容から完成のイメージに至るまでをグループで議論しながら組み上げていく。(感染症の状況等によって作品鑑賞となる場合がある) 
第11回 「映像制作2」撮影内容をブラッシュアップし、撮影に向けて必要な準備を進める。テスト撮影、テスト録音を行い、撮影や録音などの技術的な部分を確認する。(感染症の状況等によって作品鑑賞となる場合がある) 
第12回 「映像制作3」グループごとに撮影内容を見返し、コンセプト通りにできているか確認し、修正すべきポイントをフィードバックする。(感染症の状況等によって作品鑑賞となる場合がある) 
第13回 「映像制作4」グループごとに、制作した映像作品の発表を行い、講師からの講評を行う。また、半期の授業の振り返りを行う。(感染症の状況等によって作品鑑賞となる場合がある) 
授業以外の学修
What Students
are expected
to do
outside of the class
様々なジャンルの映画に日常的に触れることを推奨する。指定するコンテンツの視聴を推奨することがあります。 
評価方法
Evaluation
平常点(10 点)、レポート課題1(20点)、レポート課題2(20点)、映像制作(50点)の総合評価とする。 
課題(試験やレポート等)に対する
フィードバックの方法
Feedback methods on assignments
講義期間中に2回のレポート課題と1回の作品制作課題を課す。提出したレポートの提出後、講師が添削し返却する。作品は発表の講評をもってフィードバックとする。 
履修前提要件
Prerequisites
関連する
ディプロマポリシー
GDP2,GDP3,GDP4 
使用テキスト
Textbook
to be used,
if any
必ず読まなければならない本や文献(購入する必要はないが、図書館等で参照を要するテキスト)Required books or materials (No purchase necessary, but students need to refer to them at places like libraries.)
番号 著者
Author
書名
Title
出版社
Publisher
ISBN 定価
Price
備考
Remarks
1. 川内有緒  『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』  集英社インターナショナル  978-4-7976-7399-9  2310   
読むことを推奨する本や文献(購入する必要はないが、図書館等で参照を要するテキスト)Recommended books or materials, if any. (No purchase nesessary, but students need to refer to them at places like libraries.)
番号 著者
Author
書名
Title
出版社
Publisher
ISBN 定価
Price
備考
Remarks
1. 佐藤真  『日常と不在を見つめて ドキュメンタリー映画作家・佐藤真の哲学』  里山社  978-4-907497-03-3  3500   
2. 是枝裕和  『映画を撮りながら考えたこと』  ミシマ社  978-4-903908-76-2 C0074  2400   
テキストに
関する
連絡事項
Remarks
concerning
the text book,
if any
更新日付 2022-01-14 22:00:28.204


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