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科目 ※★英語学概論b 
開講科目群 英文 
履修 選択 
年次
単位
開講科目ID ELS21550 
開講期・曜日・時限 後期 火曜日 3時限
教職課程との対応  
教員氏名

鈴木 卓(スズキ タカシ)

備考  



授業テーマ
Course
Theme
英語学の様々な分野における基本的考え方と知識および用語について学び、基礎的な分析の練習をする 
授業概要
Course
Outline
後期開講の本科目(英語学概論b)では英語の構造面よりも運用面に焦点をあて、主に社会言語学、語用論、談話分析、異文化間コミュニケーションの各分野を扱う。教員による講義・説明と並行して、受講者はワークシートと教科書の問題への答えを議論・発表したり、教科書の内容について類例や反例を考えて発表したりする。単に教科書を読み講義を聞いて理解するだけでなく、その内容を英語についての自分の知識や経験にあてはめて批判的に検討し、また他の受講者や教員と共有することが必要である。 
学生が授業内で
PCを使用する科目
yes 
実務経験のある
教員による科目
no 
実務経験との関連
(経験ありの場合のみ)
英語で授業を行う科目
Whether this class will be
conducted all in English (yes/no)
no 
課題解決型学習を取り入れている科目
Problem-solving learning method
is used in class (yes/no)
yes 
討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている科目
There are discussions/debates
in class (yes/no)
yes 
グループワークを取り入れている科目
There are group works in class
(yes/no)
yes 
発表(プレゼンテーション)を取り入れている科目
There are presentations in class
(yes/no)
no 
フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている科目
There are
fieldworks/training/experiments/
practices in class (yes/no)
no 
到達目標
Aim/goal
・英語学の諸分野における基本的な概念や用語を理解し、自らがそれを使って考え、また基礎的な分析をできようにする。(例:語用論における「ポライトネス」とはどんなことを指す概念か、またそれはpolitenessの和訳である「ていねいさ・礼儀正しさ」とはどのように異なるか。日本語話者が英語を話す際には、ポライトネスについてどんなことに注意すべきか)またこれを通じて、上級年次でのより専門的な学びや英語教員免許取得のために必要な基礎知識・能力を身につける。
・英語に対する理解を深め、英語に関する知識を深める。(例:「女性らしい英語」にはどんな語句や構文・発音がよく用いられるか。自分が「女性らしい英語」を話したい場合にはどんなことに注意すべきか) またこれを通じて、英語によるコミュニケーションをより自由にかつ効果的に行えるようにする。 
授業計画
Course Plan
第1回 科目の概要説明。教科書1章「英語学の新しい概論」(母語話者、外国語としての英語、言語の構造と運用、等の概念やトピックを扱う) 
第2回 教科書2章「さまざまな英語」(母語・第二言語・外国語、World Englishes等) 
第3回 教科書3章「母語英語の特徴(イギリス英語・オーストラリア英語)」(イギリス英語史、イギリス英語・オーストラリア英語の特徴等) 
第4回 教科書4章「母語英語の特徴(アメリカ英語・カナダ英語)」(アメリカ英語史、アメリカ英語・カナダ英語の特徴等) 
第5回 教科書5章「英語と社会的属性」(地域方言、階層方言、英語とジェンダー等) 
第6回 教科書6章「英語の発話行為」(語用論、お礼・詫び・依頼の各発話行為等) 
第7回 中間試験
教科書9章「英語の非言語コミュニケーション」(近接空間学、パラ言語学、身体動作学等)*扱う章の順に注意 
第8回 教科書7章「英語のポライトネスと談話分析」(ポライトネス、依頼の日米比較、談話分析、グループ討議の日米比較等) 
第9回 教科書8章「英語文化とコミュニケーション・スタイル」(文化モデル、異文化コミュニケーション、アカデミック談話の日英比較等) 
第10回 教科書10章「語彙からみる英語らしさ」(英語における借用語、英語らしいカテゴリー化、婉曲語法、PC等) 
第11回 教科書11章「文法からみる英語らしさ」(主語をめぐる日英語の違い、英語らしい構文・言い回し、「する」的言語と「なる」的言語等) 
第12回 教科書12章「音韻からみる英語らしさ」(音節とモーラ、英語のアクセントとイントネーション、国際共通語としての英語の発音等) 
第13回 振り返り・期末試験・同フィードバック 
授業以外の学修
What Students
are expected
to do
outside of the class
<授業前>教科書の予定範囲を熟読し、資料・ビデオ等があれば参照・視聴した上で、章末課題とワークシートの問題に答える。疑問点は参考書等で調べ質問事項があればまとめておく。
<授業後>各章の内容を振り返り、用語や概念を復習し、それらを用いて英語の分析の練習をしておく。
<試験前後>各章の内容・用語・概念等の総復習をおこない、それらを十分理解した上で応用できるようにしておく。
<選択課題>学期末までに各章末の「推薦図書」リストから一冊を選んで読み(どの章でもよい)、所定の書式でA4一枚のレポートを提出する 
評価方法
Evaluation
平常点(授業中のディスカッション等への積極的参加、ワークシート等課題の達成度等):20%
クイズ(授業中のオンライン小テスト);20%
中間試験・期末試験:20% x 2
選択課題(推薦図書のレポート):20%(二冊以上読んでレポートを提出した場合、最大10%までをさらに加点) 
課題(試験やレポート等)に対する
フィードバックの方法
Feedback methods on assignments
通常授業の課題および中間試験・期末試験については、授業中に答え合わせとフィードバックをおこなう。
選択課題(推薦図書のレポート)については、学びの泉を通じて返却時にコメントする。 
履修前提要件
Prerequisites
必須の要件はないが、英語学関連の科目(「英語学入門」「英語学基礎演習」等)や、言語学・日本語学関連の科目を履修していると理解の助けとなる 
関連する
ディプロマポリシー
EDP2、EDP3 
使用テキスト
Textbook
to be used,
if any
番号 著者
Author
書名
Title
出版社
Publisher
ISBN 定価
Price
備考
Remarks
1. 平賀正子  『ベーシック新しい英語学概論』  ひつじ書房  978-4-89476-554-2  1700円   
必ず読まなければならない本や文献(購入する必要はないが、図書館等で参照を要するテキスト)Required books or materials (No purchase necessary, but students need to refer to them at places like libraries.)
読むことを推奨する本や文献(購入する必要はないが、図書館等で参照を要するテキスト)Recommended books or materials, if any. (No purchase nesessary, but students need to refer to them at places like libraries.)
番号 著者
Author
書名
Title
出版社
Publisher
ISBN 定価
Price
備考
Remarks
1. ジェニー・トマス(浅羽亮一監修・田中典子他訳)  『語用論入門』  研究社出版  978-4-327-40118-8  2800円   
2. 東照二  『社会言語学入門』  研究社出版  978-4-327-40157-3  2300円   
3. 竹下裕子・石川卓編著  『世界は英語をどう使っているか―<日本人の英語>を考えるために』  新曜社  978-4788509061  2200円   
4. 池上嘉彦  『英語の感覚・日本語の感覚-<ことばの意味>のしくみ』  NHKブックス  978-4-14-091066-5  970円   
5. 堀田隆一  『英語の「なぜ?」に答える はじめての英語史』  研究社  978-4327401689  2200円   
テキストに
関する
連絡事項
Remarks
concerning
the text book,
if any
教科書の他に必ず英語辞書(電子辞書やパソコンの辞書ソフト、または紙の辞書)を持参すること。 
更新日付 2021-07-19 15:43:16.386


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