授業テーマ Course Theme
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文化史学とは、どのような問題をどのように研究するのかを理解する
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授業概要 Course Outline
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文化史学の研究には、歴史学を中心として美術史学・思想史学・宗教史学の4分野の研究方法や基礎知識を学ぶ必要がある。「文化史学基礎演習」は「文化史学序説」とともに、文化史学科の学生がそれらの分野に触れる最初の機会である。 「文化史学基礎演習」は、演習形式でそれぞれの分野のテーマに即して研究発表や討議を行い、レポートを書くことを通じて、学生諸君に文化史研究の「感触」をつかんでもらうことが主な目的である。1年次生にとっては初めての演習であるが、単に受動的に授業を聞くのではなく、積極的に「参加する」ことが求められる。
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学生が授業内で PCを使用する科目
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実務経験のある 教員による科目
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実務経験との関連 (経験ありの場合のみ)
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英語で授業を行う科目 Whether this class will be conducted all in English (yes/no)
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課題解決型学習を取り入れている科目 Problem-solving learning method is used in class (yes/no)
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討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている科目 There are discussions/debates in class (yes/no)
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グループワークを取り入れている科目 There are group works in class (yes/no)
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発表(プレゼンテーション)を取り入れている科目 There are presentations in class (yes/no)
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フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている科目 There are fieldworks/training/experiments/ practices in class (yes/no)
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到達目標 Aim/goal
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文化史学科に含まれる諸分野がそれぞれどのような対象をどのように研究するのか、その概要を把握し、また自己の関心や個性に合った分野は何かを十分考えることを通して、2年次のはじめに迷わず専攻分野を選択することができるようにする。
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授業計画 Course Plan
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第1回
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文化史学科の1年次生全員を、a~fの6つのグループに分け、それぞれ異なる分野を専門とする6名の教員が順次各グループを担当する。1教員の担当回数は各4回。各担当教員はそれぞれその専門分野の研究内容や方法を実際に体験できるような授業を行う。
【木川】 西洋美術史 国立西洋美術館(上野)の作品を調査して発表をする。本年度は改修のため実際に見に行くことができないが、インターネットを使用して作業をおこなう。 授業前課題:「学びの泉」で配布された課題を第1回目の授業までに作業し、提出する。 第1回:それぞれの作品の参考文献を配布する。発表内容を検証し、レジュメを作成する。 第2〜4回:担当する作品について、1人8分程度で発表し、質疑応答を行う。
【佐々木】 日本美術史 日本の美術作品を対象とする1泊2日の見学旅行のプランを作成し、旅程と見学する作品の概容について発表する。 第1回:ガイダンス。レジュメ・パワーポイントの作成と発表に関する説明。 第2回:担当者による発表。 第3回:担当者による発表。 第4回:担当者による発表。
【坂田】 宗教史学 宗教および宗教史に関するテーマを各自が一つ設定し、それについて大学図書館を利用して調査し発表する。 第1回:オリエンテーション。課題の概要説明と選定。調査に必要な基本的資料等の紹介。 第2回:担当者による発表。 第3回:担当者による発表。 第4回:担当者による発表。
【大井】 西洋史 各回の授業までに細谷雄一『国際秩序―18世紀ヨーロッパから21世紀アジアへ―』(中公新書、2012年)の指定された章を読み、「①要約」「②感じたこと・考えたこと」「③疑問点」を盛り込んだペーパー(A4一枚)を作成してくる。授業ではまず、グループに分かれ一人ずつ自身のペーパーを発表しディスカッションを実施する。その後、与えられた課題に対してグループ全員でディスカッションを行い、自分たちの答えを導き出す。 第1回:グループ討論(1)。 第2回:グループ討論(2)。 第3回:グループ討論(3)。 第4回:グループ討論(4)。
【中野渡】 日本史 各自で日本史学関係の博物館・美術館または史跡に行き、その博物館などの特徴・任意の展示品について調査したことを発表する。 第1回:ガイダンス。日本史関係の用語調べ方法の説明。また都内周辺の博物館等についての解説をしながら、各自の担当日を決定。各自訪問予定博物館などの選定。 第2~4回:担当者による発表、補足説明。 (Zoomで行うなどの場合は、第1回目で方法を指示する。)
【石野】 東洋史 アジア史に関わる重要な論考を輪読するとともに、様々な専門用語の調べ方を学びます。 第1回:ガイダンス(テキスト配布、予習で使う参考書・データベースの説明、輪読担当箇所の決定)※初回は担当を決めずにランダムに指名します。 第2回:学生各自がテキストの担当箇所を朗読、用語の意味を発表。引用史料については教員が補足説明を加えます。 第3回:担当者による発表。 第4回:担当者による発表。
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授業以外の学修 What Students are expected to do outside of the class
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各担当教員の指示に従い、特定のテーマについて予め調査し、報告できるようにまとめる、あるいは配布された資料を予め読んで疑問や問題点を整理しておくことなどが要求される。
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評価方法 Evaluation
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各教員の担当回数が終了するごとにレポートを課す。レポートの採点結果の他、平常点や授業での発言状況などを勘案して各教員が採点・評価する。成績評価の割合は原則としてレポート(40%)、発表やグループディスカッションを含む平常点(60%)とする。更に各教員の採点・評価結果を集計して、「文化史学基礎演習」全体の評価を決定する。
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課題(試験やレポート等)に対する フィードバックの方法 Feedback methods on assignments
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担当者により方法が異なるゆえ、各教員へ個別に相談すること。
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履修前提要件 Prerequisites
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関連する ディプロマポリシー
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使用テキスト Textbook to be used, if any
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番号
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著者 Author
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書名 Title
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出版社 Publisher
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ISBN
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定価 Price
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備考 Remarks
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1.
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細谷雄一
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『国際秩序―18世紀ヨーロッパから21世紀アジアへ―』
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中公新書
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4121021908
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968
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必ず読まなければならない本や文献(購入する必要はないが、図書館等で参照を要するテキスト)Required books or materials (No purchase necessary, but students need to refer to them at places like libraries.)
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読むことを推奨する本や文献(購入する必要はないが、図書館等で参照を要するテキスト)Recommended books or materials, if any. (No purchase nesessary, but students need to refer to them at places like libraries.)
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テキストに 関する 連絡事項 Remarks concerning the text book, if any
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更新日付
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2021-01-17 20:40:50.738
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