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科目 ※★西洋文化史特殊講義IIIa 
開講科目群 文史 
履修 選択 
年次 3・4 
単位
開講科目ID CHHS3040 
開講期・曜日・時限 前期 火曜日 5時限
教職課程との対応 教職に関わる科目(社会、地歴)  
教員氏名

大井 知範(オオイ トモノリ)

備考  



授業テーマ
Course
Theme
独裁をめぐる「過去と現在の対話」 
授業概要
Course
Outline
 独裁がもたらす罪悪は歴史が示している。にもかかわらず、なぜ独裁者はいまだ世界各地に存在し、この先の未来に現れる恐怖と我々は闘わなければならないのか。本講義では、独裁者の誕生から破滅までの過程をドイツ近現代史の事例から学び、「独裁」の原理と帰結を考察する。
 なお、講義では特定の人物に焦点を当てるが、時代を動かすうえで不可欠の役割を果たした民衆のエネルギーにも関心を向ける。独裁は民衆の力によって生み出されることが多いからである。また、映画やドキュメンタリーなどの視聴覚資料を幅広く活用し、具体的なイメージを膨らませながら独裁をめぐる「過去と現在の対話」(E・H・カー)を実践する。 
学生が授業内で
PCを使用する科目
no 
実務経験のある
教員による科目
no 
実務経験との関連
(経験ありの場合のみ)
英語で授業を行う科目
Whether this class will be
conducted all in English (yes/no)
no 
課題解決型学習を取り入れている科目
Problem-solving learning method
is used in class (yes/no)
no 
討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている科目
There are discussions/debates
in class (yes/no)
no 
グループワークを取り入れている科目
There are group works in class
(yes/no)
no 
発表(プレゼンテーション)を取り入れている科目
There are presentations in class
(yes/no)
no 
フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている科目
There are
fieldworks/training/experiments/
practices in class (yes/no)
no 
到達目標
Aim/goal
ヨーロッパ近現代の歴史、およびそれと現在のつながりに関して、自らの頭で考えながら評価と歴史解釈を加えることができるようになる。そのために授業外で幅広い文献を読み、明確な論拠に基づく説得力のある主張を展開することができる。 
授業計画
Course Plan
第1回 イントロダクション 
第2回 独裁者の誕生(1) 
第3回 独裁者の誕生(2) 
第4回 独裁者の最期(1) 「ヒトラー 最期の12日間」前半 
第5回 独裁者の最期(2) 「ヒトラー 最期の12日間」後半 
第6回 独裁者はよみがえる?(1) 「帰ってきたヒトラー」前半 
第7回 独裁者はよみがえる?(2) 「帰ってきたヒトラー」後半 
第8回 現代によみがえるムッソリーニ? 
第9回 独裁者に立ち向かう市民(1) 「白バラの祈り」前半 
第10回 独裁者に立ち向かう市民(2) 「白バラの祈り」後半 
第11回 独裁者に立ち向かう民主主義(1) 「ウィンストン・チャーチル」前半 
第12回 独裁者に立ち向かう民主主義(2) 「ウィンストン・チャーチル」後半 
第13回 まとめ 
授業以外の学修
What Students
are expected
to do
outside of the class
授業外でもサブスクリプションやレンタルを通じて関連する映画作品を視聴し学びを深める。また、推奨文献を事前に精読してから授業に臨む。西洋近現代の時代状況についても知らなければならないため、指定文献だけでなく歴史の概説書や通史を授業外で複数冊閲読する。 
評価方法
Evaluation
授業参加姿勢(発言、授業内ペーパー等) 30%
小レポート(授業外に複数回提示) 70%
※受講者数によって割合等を変更する場合があるため、初回授業に必ず参加し確認すること。 
課題(試験やレポート等)に対する
フィードバックの方法
Feedback methods on assignments
小レポートの講評を実施する。個別のフィードバックが必要な場合は授業外での相談に応じる。 
履修前提要件
Prerequisites
西洋の近現代に関する基礎的な知識と問題関心が求められる。西洋近現代の歴史を学びたいという強い意欲を望む。一話完結型ではなく各回の講義が連続してつながっているため、欠席が続く受講者は単位修得が困難となる。出席に自信がない者は履修しないことを推奨する。 
関連する
ディプロマポリシー
使用テキスト
Textbook
to be used,
if any
必ず読まなければならない本や文献(購入する必要はないが、図書館等で参照を要するテキスト)Required books or materials (No purchase necessary, but students need to refer to them at places like libraries.)
番号 著者
Author
書名
Title
出版社
Publisher
ISBN 定価
Price
備考
Remarks
1. オリヴィエ・ゲズ編、神田順子ほか訳  『独裁者が変えた世界史 上下巻』  原書房       
2. 本村凌二  『独裁の世界史』  NHK出版新書       
読むことを推奨する本や文献(購入する必要はないが、図書館等で参照を要するテキスト)Recommended books or materials, if any. (No purchase nesessary, but students need to refer to them at places like libraries.)
番号 著者
Author
書名
Title
出版社
Publisher
ISBN 定価
Price
備考
Remarks
1. 石田勇治  『ヒトラーとナチ・ドイツ』  講談社現代新書       
2. 對馬達雄  『ヒトラーに抵抗した人々:反ナチ市民の勇気とは何か』  中公新書       
3. 高橋進  『ムッソリーニ:帝国を夢みた政治家』  山川出版社       
4. 冨田浩司  『危機の指導者チャーチル』  新潮選書       
5. ポール・ジョンソン著、山岡洋一ほか訳  『チャーチル:不屈のリーダーシップ』  日経BP       
テキストに
関する
連絡事項
Remarks
concerning
the text book,
if any
必要な資料はコピーして配布する。レジュメを「学びの泉」で事前配布することもあるので、その場合は必ずダウンロードして印刷持参すること。 
更新日付 2021-01-17 20:42:11.894


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