授業テーマ Course Theme
|
|
|
|
授業概要 Course Outline
|
|
本講義では、激動の近代ヨーロッパを生きた3人の女性に光を当て、彼女たちの生涯を通じて「移り変わる時代を生きる」とはどういうことかを考える。この講義で題材とするマリー・アントワネット(フランス王妃)、エリザベート(オーストリア皇妃)、クーデンホーフ光子(伯爵夫人)は、いずれも歴史家や後世の評価が分かれる女性である。そのため、単に彼女たちの波瀾万丈の人生を追体験するだけでなく、そこに各時代の状況を重ね合わせ、その中で下された彼女たちの「決断」に注目してみたい。時代に翻弄されながらも己を貫くとはどういうことか、3人の女性が残した言葉や行動を手がかりにその「生き方」を学ぶ。 本講義では思考だけでなく感性を働かせることにも主眼を置くため、3人の女性を題材としたミュージカルやドラマなどの視聴覚資料を幅広く使用する。これらの作品に見られる演出や史実との違いにも注目しながら、歴史上の人物をめぐるイメージの作られ方も考えてみたい。
|
|
|
学生が授業内で PCを使用する科目
|
|
|
|
実務経験のある 教員による科目
|
|
|
|
実務経験との関連 (経験ありの場合のみ)
|
|
|
|
英語で授業を行う科目 Whether this class will be conducted all in English (yes/no)
|
|
|
|
課題解決型学習を取り入れている科目 Problem-solving learning method is used in class (yes/no)
|
|
|
|
討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている科目 There are discussions/debates in class (yes/no)
|
|
|
|
グループワークを取り入れている科目 There are group works in class (yes/no)
|
|
|
|
発表(プレゼンテーション)を取り入れている科目 There are presentations in class (yes/no)
|
|
|
|
フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている科目 There are fieldworks/training/experiments/ practices in class (yes/no)
|
|
|
|
到達目標 Aim/goal
|
|
講義で取り上げる3人の女性に関して、自らの頭で考えながら評価と歴史解釈を加えることができるようになる。そのために授業外で幅広い文献を読み、明確な論拠に基づく説得力のある主張を展開することができる。
|
|
|
授業計画 Course Plan
|
|
第1回
|
イントロダクション
|
第2回
|
マリー・アントワネット(1) 豪奢な宮廷生活と民衆の憤怒
|
第3回
|
マリー・アントワネット(2) 革命に向き合う王妃
|
第4回
|
マリー・アントワネット(3) 最期まで貫かれた威厳
|
第5回
|
皇妃エリザベート(1) シンデレラ・ストーリー
|
第6回
|
皇妃エリザベート(2) ハプスブルク帝室の重圧
|
第7回
|
皇妃エリザベート(3) 宮廷からの逃避
|
第8回
|
皇妃エリザベート(4) 帝国の救世主?
|
第9回
|
皇妃エリザベート(5) 「私だけに」生きるとは
|
第10回
|
皇妃エリザベート(6) 死を愛した皇妃?
|
第11回
|
クーデンホーフ光子(1) 西洋貴族に嫁いだ明治の女性
|
第12回
|
クーデンホーフ光子(2) ヨーロッパで暮らす日本人女性
|
第13回
|
まとめ
|
|
|
授業以外の学修 What Students are expected to do outside of the class
|
|
推奨文献を事前に精読してから授業に臨む。また、各人物を取り巻く状況についても知らなければならないため、指定文献だけでなく歴史の概説書や通史を授業外で複数冊閲読する。
|
|
|
評価方法 Evaluation
|
|
授業参加姿勢(発言、授業内ペーパー等) 30% 小レポート(授業外に複数回提示) 70% ※受講者数によって割合等を変更する場合があるため、初回授業に必ず参加し確認すること。
|
|
|
課題(試験やレポート等)に対する フィードバックの方法 Feedback methods on assignments
|
|
小レポートの講評を実施する。個別のフィードバックが必要な場合は授業外での相談に応じる。
|
|
|
履修前提要件 Prerequisites
|
|
一話完結型ではなく各回の講義が連続してつながっているため、欠席が続く受講者は単位修得がきわめて困難となる。出席に自信がない者は履修しないことを推奨する。
|
|
|
関連する ディプロマポリシー
|
|
|
|
使用テキスト Textbook to be used, if any
|
|
|
|
必ず読まなければならない本や文献(購入する必要はないが、図書館等で参照を要するテキスト)Required books or materials (No purchase necessary, but students need to refer to them at places like libraries.)
|
|
| |
番号
|
著者 Author
|
書名 Title
|
出版社 Publisher
|
ISBN
|
定価 Price
|
備考 Remarks
|
|
1.
|
安達正勝
|
『マリー・アントワネット:フランス革命と対決した王妃』
|
中公新書
|
|
|
|
|
2.
|
ブリギッテ・ハーマン著、中村康之訳
|
『エリザベート:美しき皇妃の伝説 上下巻』
|
朝日文庫
|
|
|
|
|
3.
|
シュミット村木眞寿美
|
『クーデンホーフ光子の手記』
|
河出文庫
|
|
|
|
|
|
|
読むことを推奨する本や文献(購入する必要はないが、図書館等で参照を要するテキスト)Recommended books or materials, if any. (No purchase nesessary, but students need to refer to them at places like libraries.)
|
|
| |
番号
|
著者 Author
|
書名 Title
|
出版社 Publisher
|
ISBN
|
定価 Price
|
備考 Remarks
|
|
1.
|
エマニュエル・ド・ヴァレスキエル著、土居佳代子訳
|
『マリー・アントワネットの最期の日々 上下巻』
|
原書房
|
|
|
|
|
2.
|
ウィル・バショア著、阿部寿美代訳
|
『マリー・アントワネットの髪結い : 素顔の王妃を見た男』
|
原書房
|
|
|
|
|
3.
|
ジャン・デ・カール著、三保元訳
|
『麗しの皇妃エリザベト : オーストリア帝国の黄昏』
|
中公文庫
|
|
|
|
|
4.
|
南川 三治郎、シュミット村木真寿美
|
『クーデンホーフ光子:黒い瞳の伯爵夫人』
|
河出書房新社
|
|
|
|
|
|
|
テキストに 関する 連絡事項 Remarks concerning the text book, if any
|
|
必要な資料はコピーして配布する。レジュメを「学びの泉」で事前配布することもあるので、その場合は必ずダウンロードして印刷持参すること。
|
|
|
更新日付
|
|
2021-07-27 14:44:59.387
|