授業テーマ Course Theme
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日本キリシタン思想 - 迫害と弾圧、そして再発見の物語
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授業概要 Course Outline
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1549年、フランシスコ・ザビエルの渡来に始まるキリシタンの歴史は、厳しい弾圧と迫害の歴史であった。その中である者は殉教し、ある者は「隠れ」となって信仰を守り抜こうとし、また、ある者は禁制に耐えかねて棄教者となっていった。本講座は、このキリシタン史をより広く世界史的視点から位置づけるとともに、それが近代日本の精神史に与えた影響について考察する。 取り上げる主題は、ザビエルの日本布教、都のキリシタンと南蛮寺、伴天連追放令、ペトロ・バプチスタとその同士の来日、フェリペ号事件、日本二十六聖人の殉教、江戸幕府による禁教体制の確立、島原・天草の乱、宗門改と隠れキリシタン、開国と信徒発見、明治政府による迫害、浦上四番崩れ、禁教の終焉、など。 授業は、講義を中心とするが、時々、様々なビジュアル教材も使用する予定にしている。
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学生が授業内で PCを使用する科目
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実務経験のある 教員による科目
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実務経験との関連 (経験ありの場合のみ)
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英語で授業を行う科目 Whether this class will be conducted all in English (yes/no)
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課題解決型学習を取り入れている科目 Problem-solving learning method is used in class (yes/no)
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討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている科目 There are discussions/debates in class (yes/no)
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グループワークを取り入れている科目 There are group works in class (yes/no)
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発表(プレゼンテーション)を取り入れている科目 There are presentations in class (yes/no)
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フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている科目 There are fieldworks/training/experiments/ practices in class (yes/no)
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到達目標 Aim/goal
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キリシタンの思想、文化についての理解を深めるとともに、日本とキリスト教の関わりについて考えてみる。
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授業計画 Course Plan
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第1回
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1. 日本とキリスト教 - 最初の出会い
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第2回
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2. 東洋の使徒 フランシスコ・ザビエル
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第3回
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3. ザビエルの日本布教とその後
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第4回
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4. 信長時代のキリシタン
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第5回
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5. 秀吉時代のキリシタン
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第6回
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6. 「日本二十六聖人」 - 聖ペトロ・バプチスタとその同士たち
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第7回
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7. 殉教の神学
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第8回
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8. キリシタン大名 髙山右近の場合
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第9回
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9. キリシタン大名 細川ガラシアの場合
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第10回
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10. 島原・天草の乱と江戸幕府によるキリシタン弾圧
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第11回
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11. 潜伏のキリシタンから隠れキリシタンへ - 土着化の問題
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第12回
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12. 大浦天主堂における信徒発見の奇跡
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第13回
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13. 浦上四番崩れ - 明治政府のキリシタン迫害
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第14回
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14. キリシタンの残したもの - 日本文化への影響
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第15回
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むすび キリスト教と日本
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授業以外の学修 What Students are expected to do outside of the class
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毎回の授業テーマについて前もって関係する文献などを読んで基礎知識を得る。
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評価方法 Evaluation
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学期末にレポートを提出してもらう。それに授業への出席、リアクション・ペーパーの記述を総合して評価する。
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課題(試験やレポート等)に対する フィードバックの方法 Feedback methods on assignments
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毎回の授業の際に書かせるリアクションペーパーに関して、その次の授業の際にコメントなどを述べる。
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履修前提要件 Prerequisites
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特になし。ただし、取り扱う主題について主体的関心をもって受講して欲しい。
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関連する ディプロマポリシー
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使用テキスト Textbook to be used, if any
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番号
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著者 Author
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書名 Title
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出版社 Publisher
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ISBN
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定価 Price
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備考 Remarks
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1.
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結城了悟
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『日本の教会の歴史』
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女子パウロ会
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978-4-7896-0659-2
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必ず読まなければならない本や文献(購入する必要はないが、図書館等で参照を要するテキスト)Required books or materials (No purchase necessary, but students need to refer to them at places like libraries.)
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番号
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著者 Author
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書名 Title
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出版社 Publisher
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ISBN
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定価 Price
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備考 Remarks
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1.
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五野井隆史
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『日本キリスト教史』
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吉川弘文館
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4-642-07287-x
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2.
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長崎県
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『旅する長崎学 1 - 5: キリシタン文化 I - V』
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長崎文献社
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4-88851-110-0
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3.
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長島総一郎
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『日本史のなかのキリスト教』
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PHP新書
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978-4-569-80884-0
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4.
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山本博文
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『殉教 - 日本人は何を信仰したのか』
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光文社新書
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978-4-334-03532-7
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読むことを推奨する本や文献(購入する必要はないが、図書館等で参照を要するテキスト)Recommended books or materials, if any. (No purchase nesessary, but students need to refer to them at places like libraries.)
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番号
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著者 Author
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書名 Title
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出版社 Publisher
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ISBN
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定価 Price
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備考 Remarks
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1.
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和辻哲郎
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『鎖国 - 日本の悲劇 上』
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岩波文庫
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978-4003314432
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2.
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和辻哲郎
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『鎖国 - 日本の悲劇 下』
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岩波文庫
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978-4003314449
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テキストに 関する 連絡事項 Remarks concerning the text book, if any
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テキストは、授業全体に関わり、わかりやすく参考になるものを選んだ。 必要な資料などはその都度、授業内で配布する。
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更新日付
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2020-01-20 18:45:43.074
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