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科目 ※日本語学演習1a 
開講科目群 日文 
履修 選択 
年次 2~4年次 
単位
開講科目ID JLJL2100 
開講期・曜日・時限 前期 月曜日 3時限
教職課程との対応  
教員氏名

今野 真二(コンノ シンジ)

備考  



授業テーマ
Course
Theme
手書き資料(自筆原稿)と活字印刷(おもに『中央公論』)とを対照することによって、明治期の日本語がどのような日本語であったかを考察する。その考察を通して、ひろく文献を使って過去の日本語を再構築する「方法」を修得する。 
授業概要
Course
Outline
総合雑誌『中央公論』の編集長をつとめた滝田 樗陰( 1882年 - 1925年)が蔵していた原稿が「近代作家原稿集」というかたちで、画像データベースとなっている。大学図書館のホームページに置かれているこのデータースには学外からでもアクセスできるようになっている。このデータベースには67名の213作品、原稿用紙にして10000枚あまりが収められている。これを使って、自筆原稿と活字印刷との対照を行なう。 
学生が授業内で
PCを使用する科目
no 
実務経験のある
教員による科目
no 
実務経験との関連
(経験ありの場合のみ)
英語で授業を行う科目
Whether this class will be
conducted all in English (yes/no)
no 
課題解決型学習を取り入れている科目
Problem-solving learning method
is used in class (yes/no)
yes 
討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている科目
There are discussions/debates
in class (yes/no)
yes 
グループワークを取り入れている科目
There are group works in class
(yes/no)
yes 
発表(プレゼンテーション)を取り入れている科目
There are presentations in class
(yes/no)
yes 
フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている科目
There are
fieldworks/training/experiments/
practices in class (yes/no)
no 
到達目標
Aim/goal
日本語を文字化するということがどのようなことで、それを手書きによって実現することと活字印刷することによって、どのような違いがあらわれてくるかということを理解できるようになること。また、明治期の日本語がどのような「ありかた」をしていたかについて説明できるようになること。 
授業計画
Course Plan
第1回 授業概要の説明。分担作業の説明。 
第2回 分担の決定。明治期の日本語についての概説。 
第3回 『日本国語大辞典』(紙版・オンライン版)の使い方、『大漢和辞典』の使い方、オンライン版の漢字辞典の使い方の説明。 
第4回 葛西善蔵「父の葬式」(16枚)、菊池寛「流行児」(17枚)の発表 
第5回 豊島与志雄「影」(13枚)、正宗白鳥「最初の女」(14枚)の発表 
第6回 德田秋声「或女の死」(19枚)、「恥辱」(30枚:担当者2名)の発表 
第7回 德田秋声「未解決のまゝに」(69枚:担当者4名)の発表 
第8回 佐藤春夫「一夜の宿」(30枚:担当者2名)、里見弴「雪の夜話」(32枚:担当者2名)の発表 
第9回 里見弴「縁談窶」(32枚:担当者2名)の発表 
第10回 正宗白鳥「さまざまな不安」(52枚:担当者3名)の発表 
第11回 正宗白鳥「他人の災難」(50枚:担当者3名)の発表 
第12回 近松秋江「京の春」(10枚)、室生犀星「しやりかうべ」(12枚)の発表 
第13回 德田秋声「蘇生」(32枚:担当者2名)の発表 
第14回 授業のふりかえり、全体討議 
第15回 授業のふりかえりとまとめ 
授業以外の学修
What Students
are expected
to do
outside of the class
発表予定の資料に各自アクセスして、目を通し、疑問点などを明かにしておく。授業時に示された参考文献(論文等)を入手して各自読んで理解しておく。 
評価方法
Evaluation
平常点で評価する 
課題(試験やレポート等)に対する
フィードバックの方法
Feedback methods on assignments
授業内にフィードバックする 
履修前提要件
Prerequisites
関連する
ディプロマポリシー
JDP1 JDP2 
使用テキスト
Textbook
to be used,
if any
必ず読まなければならない本や文献(購入する必要はないが、図書館等で参照を要するテキスト)Required books or materials (No purchase necessary, but students need to refer to them at places like libraries.)
番号 著者
Author
書名
Title
出版社
Publisher
ISBN 定価
Price
備考
Remarks
1. 今野真二  『文献から読み解く日本語の歴史』  笠間書院  4-305-70307-6  3800  第3章(111-189) 
2. 今野真二  『百年前の日本語』  岩波書店  978-4-00-431385-4  700   
3. 今野真二  『正書法のない日本語』  岩波書店  978-4-00-028621-3  1600   
4. 今野真二  『漢字とカタカナとひらがな』  平凡社  978-4-582-85856-3  840   
読むことを推奨する本や文献(購入する必要はないが、図書館等で参照を要するテキスト)Recommended books or materials, if any. (No purchase nesessary, but students need to refer to them at places like libraries.)
番号 著者
Author
書名
Title
出版社
Publisher
ISBN 定価
Price
備考
Remarks
1. 今野真二  『消された漱石』  笠間書院  978-4-305-70379-8  4800   
テキストに
関する
連絡事項
Remarks
concerning
the text book,
if any
更新日付 2020-01-28 16:20:56.679


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