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科目 ★アメリカの歴史と文化 
開講科目群 英文 
履修 選択 
年次 2年次 
単位
開講科目ID ELSP2600 
開講期・曜日・時限 前期 月曜日 3時限
教職課程との対応 教職に関わる科目(英語) 
教員氏名

斉藤 悦子(サイトウ エツコ)

備考  



授業テーマ
Course
Theme
アメリカ合衆国の建国期からベトナム戦争に至る歴史、社会、文化を各回のテーマに沿って概観し、学生自身の思考や視点からの討論、調査と発表を行う授業である。
アメリカという国の特殊な建国のあり方と、そこから生じた独特の思想のパターンや、また、近代における戦争を通してこの資本主義の超大国がどのように発展し、世界のトップに踊り出、同時に深い矛盾を抱えて来たか、ということを、ディスカッションや資料分析を通して主体的に学び、学んだ知識をもとに、自分の視点、表現方法によって、アメリカの歴史、社会、文化について記事やエッセーが書けるようになることを目標とする。 
授業概要
Course
Outline
「アメリカン・ドリーム」を包括的なキーワードとして、アメリカの歴史を概観しながら、その思想文化的背景をたどる。
自由の女神が意味するもの、即ち、旧世界のアンチテーゼとしての「新世界アメリカ」にヨーロッパからの移民が投影した「夢」を検証し、南北戦争を経てアメリカの経済基盤が大きく変わっていく過程で、その夢がどのように変質し、あるいは神話化されて現代に至るかを、様々な切り口のテーマを通して概観していく。
奴隷制度については、種類の違う複数の一次資料を各自で読み込み、授業ではディスカッションを通してその根底にある問題を考えていく。19世紀までの範囲が終わったところで、「19世紀のアメリカ」についてもディスカッションを行う。各ディスカッションの後には、自分の考えをまとめたエッセーを課題提出する。
授業の終わりごろには、学生は、各自、テーマ別「アメリカ文化新聞」を作成する。 
学生が授業内で
PCを使用する科目
no 
実務経験のある
教員による科目
no 
実務経験との関連
(経験ありの場合のみ)
英語で授業を行う科目
Whether this class will be
conducted all in English (yes/no)
no 
課題解決型学習を取り入れている科目
Problem-solving learning method
is used in class (yes/no)
yes 
討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている科目
There are discussions/debates
in class (yes/no)
yes 
グループワークを取り入れている科目
There are group works in class
(yes/no)
no 
発表(プレゼンテーション)を取り入れている科目
There are presentations in class
(yes/no)
no 
フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている科目
There are
fieldworks/training/experiments/
practices in class (yes/no)
no 
到達目標
Aim/goal
 アメリカという国の特殊な建国のあり方と、そこから生じた独特の思想のパターンや、また、近代における戦争を通してこの資本主義の超大国がどのように発展し、世界のトップに踊り出、同時に深い矛盾を抱えて来たか、ということを、ディスカッションや資料分析を通して主体的に学び、学んだ知識をもとに、自分の視点、表現方法によって、アメリカの歴史、社会、文化について記事やエッセーが書けるようになることを目標とする。 
授業計画
Course Plan
第1回 自由の女神の意味すること 
第2回 奴隷制度とダブルスタンダード 
第3回 ディスカッション:奴隷制度とダブルスタンダード(提出課題) 
第4回 アメリカの地理と文化の関係:3つの地域 
第5回 南北戦争と産業化(金メッキ時代) 
第6回 ブルージーンズと西部神話 
第7回 ディスカッション:19世紀までのアメリカ(提出課題) 
第8回 第一次世界大戦とジャズ・エイジ 
第9回 大恐慌と第二次世界大戦 
第10回 東西冷戦 50年代のジェネレーション対立 
第11回 不寛容の時代 赤狩り、黒人公民権運動 
第12回 ブーマーズと若者文化:ビートルズ旋風 
第13回 対抗文化とベトナム戦争 
第14回 アメリカ文化新聞作成 
第15回 新聞の発表、歴史・文化ミニテスト 
授業以外の学修
What Students
are expected
to do
outside of the class
各回で取り上げたテーマの時代背景と文化的特徴を整理し、資料などを読んで、ディスカッションや提出課題に取り組む。 
評価方法
Evaluation
ディスカッションへの取り組みなどの平常点(15%)、2回の提出課題計(30%)、新聞課題(30%)、学期末ミニテスト(25%) 
課題(試験やレポート等)に対する
フィードバックの方法
Feedback methods on assignments
提出課題については、ディスカッションの中で共有し、深める。問題解決型の奴隷制度の課題については、講評をつけて返却する。最終課題の新聞は優秀作品を表彰し、学びの泉をつかって公表する。 
履修前提要件
Prerequisites
教室定員を超過した場合に限り、新3年次で斉藤ゼミ(アメリカ文学・文化)に所属することが決まった者で、1、2年次に未履修の者を優先履修とする。(本科目は旧アメリカ文化入門と同一である。) 
関連する
ディプロマポリシー
LDP1, LDP 
使用テキスト
Textbook
to be used,
if any
必ず読まなければならない本や文献(購入する必要はないが、図書館等で参照を要するテキスト)Required books or materials (No purchase necessary, but students need to refer to them at places like libraries.)
読むことを推奨する本や文献(購入する必要はないが、図書館等で参照を要するテキスト)Recommended books or materials, if any. (No purchase nesessary, but students need to refer to them at places like libraries.)
番号 著者
Author
書名
Title
出版社
Publisher
ISBN 定価
Price
備考
Remarks
1. 紀平英作編  『アメリカ史(世界各国史)新版』  山川出版       
2. 有賀夏紀・油井大三郎編  『アメリカの歴史-テーマで読む多文化社会の夢と現実』  有斐閣       
テキストに
関する
連絡事項
Remarks
concerning
the text book,
if any
プリントを配布する。 
更新日付 2020-01-07 22:16:36.922


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