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科目 ★政治学原論a 
開講科目群 文史 
履修 選択 
年次 2・3年次 
単位
開講科目ID CHGN2350 
開講期・曜日・時限 前期 月曜日 2時限
教職課程との対応 教職に関わる科目(社会・公民) 
教員氏名

大井 知範(オオイ トモノリ)

備考  



授業テーマ
Course
Theme
教養としての政治 
授業概要
Course
Outline
 18歳以上の日本人はみな有権者として政治に関わることを求められているが、そもそも「政治」とはいったい何か。どういう原理で動いているのか。漠然と分かってはいるけれど、いざ聞かれると自信を持って答えられないかもしれない。しかし、我々は一人の有権者として投票所で自身の政治的な行動を示さなければならない。投票用紙を前にして、あるいは普段の生活において、我々は「政治」というものにどう向き合えばいいのか?
 本講義は、こうした問題意識を抱える受講者を対象に、自身の頭で政治について深く考え、自分なりの答えを導き出す知的トレーニングの場である。政治に触れるための手がかりとして、授業では特に「権力と決定」、「議会制と政党制(自民党政治)」、「自由主義」、「民主主義」という4つの基本テーマを取り上げ、知識の習得と思考力の強化を同時に進める。
 なお、「政治」を理解したり選挙で意思を示したりする場合には、世の中で実際に起こっている出来事や争点を日頃から認識できていなければならない。そのため、一週間に国内外で起きた重要な時事ニュースについて、毎回の講義で簡単な小テストを実施する。紙の新聞から出題するため、自宅や図書館で新聞に日頃から触れて授業に臨むことが求められる(授業内で解説を加えるため、自身で読む際に記事内容を完全に理解できなくても構わない)。時事ニュースに触れる習慣は、単に就職活動中のみならず、大学を卒業してからも不可欠な学びの実践であり、この機会にぜひとも習慣づけてほしい。 
学生が授業内で
PCを使用する科目
no 
実務経験のある
教員による科目
no 
実務経験との関連
(経験ありの場合のみ)
英語で授業を行う科目
Whether this class will be
conducted all in English (yes/no)
no 
課題解決型学習を取り入れている科目
Problem-solving learning method
is used in class (yes/no)
yes 
討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている科目
There are discussions/debates
in class (yes/no)
no 
グループワークを取り入れている科目
There are group works in class
(yes/no)
no 
発表(プレゼンテーション)を取り入れている科目
There are presentations in class
(yes/no)
yes 
フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている科目
There are
fieldworks/training/experiments/
practices in class (yes/no)
no 
到達目標
Aim/goal
政治の仕組みをただ理解するだけでなく、それに対する自己の見解を学術的な根拠をもとに構築し、有権者としての「行動」にいかすことができる。 
授業計画
Course Plan
第1回 イントロダクション ~なぜ政治を学ぶのか~ 
第2回 政治とは何か(1) ~権力と権威~ 
第3回 政治とは何か(2) ~権力と正統性~ 
第4回 どのような政治リーダーが求められるか 
第5回 政策や法律はどのように決まるのか(1) ~日本の政治過程~ 
第6回 政策や法律はどのように決まるのか(2) ~日本の政党政治~ 
第7回 日本は自民党による一党独裁国家なのか ~日本の選挙制度~ 
第8回 受講者プレゼンテーション 
第9回 自由と平等が日本を滅ぼす?(1) ~自由主義とは何か~ 
第10回 自由と平等が日本を滅ぼす?(2) ~新自由主義とは何か~ 
第11回 自由と平等が日本を滅ぼす?(3) ~デモクラシーとは何か~ 
第12回 自由と平等が日本を滅ぼす?(4) ~社会保障と財政~ 
第13回 我々はメディアをどのように利用すべきか(1) ~「世論」とは何か~ 
第14回 我々はメディアをどのように利用すべきか(2) ~デモクラシーとメディア~ 
第15回 まとめ ~政治にどう向き合うべきか?~ 
授業以外の学修
What Students
are expected
to do
outside of the class
①テキストの指定された章を毎週事前に読み込んで参加する(授業開始時に小テストを毎回実施する)。②毎日可能な限り紙媒体の新聞に掲載される政治・経済・国際・社会欄を読み、各週に起きた重要な出来事や争点を理解して講義に臨む(授業開始時に小テストを毎回実施する)。 
評価方法
Evaluation
授業参加姿勢(発言、ペーパー等) 10%
小テスト(毎回) 40%
授業内確認テスト(3回) 30%
レポート(1回) 20%
※受講者数によって割合等を変更する場合があるため、初回授業に必ず参加し確認すること。 
課題(試験やレポート等)に対する
フィードバックの方法
Feedback methods on assignments
小テストと確認テストの講評を実施する。レポートに関しては個別に対応するゆえ必要な場合は相談すること。 
履修前提要件
Prerequisites
紙媒体の新聞に可能な限り目を通すことができること(家庭で定期購読している新聞、図書館の新聞コーナーなどを活用。ネットやSNSに掲載されたニュースは断片的であるため不可)。 
関連する
ディプロマポリシー
CDP1 CDP2 CDP3 
使用テキスト
Textbook
to be used,
if any
番号 著者
Author
書名
Title
出版社
Publisher
ISBN 定価
Price
備考
Remarks
1. 甲斐祥子、宮田智之  『政治学のナビゲーター』  北樹出版    2420  2018年刊行 
必ず読まなければならない本や文献(購入する必要はないが、図書館等で参照を要するテキスト)Required books or materials (No purchase necessary, but students need to refer to them at places like libraries.)
読むことを推奨する本や文献(購入する必要はないが、図書館等で参照を要するテキスト)Recommended books or materials, if any. (No purchase nesessary, but students need to refer to them at places like libraries.)
番号 著者
Author
書名
Title
出版社
Publisher
ISBN 定価
Price
備考
Remarks
1. 杉田敦  『政治的思考』  岩波新書      2013年刊行 
2. 苅部直、宇野重規ほか  『政治学をつかむ』  有斐閣      2011年刊行 
3. 佐々木毅  『民主主義という不思議な仕組み』  ちくまプリマー新書      2007年刊行 
4. 前田健太郎  『女性のいない民主主義』  岩波新書      2019年刊行 
テキストに
関する
連絡事項
Remarks
concerning
the text book,
if any
必要な資料はコピーして配布する。レジュメを「学びの泉」で事前配布することもあるので、その場合は必ずダウンロードして印刷持参すること。 
更新日付 2020-01-19 16:37:01.76


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