授業テーマ Course Theme
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本講義では、英語学の代表的な諸分野を概観します。英語の音声・構造・意味、英語と人間社会の関わり合い、さらに英語の歴史的変遷とその国際共通語としての実態を検証します。そして、これらの諸分野の成果を総合的に理解することで、今後のより専門的な英語学研究を行うに必要な素地を身に付けることを目標とします。
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授業概要 Course Outline
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本講義では、英語学の諸分野での成果を考察しつつ、今後のより専門的な研究を行うために必要な英語学の基礎概念や現在の課題について解説します。基本的に講義形式をとりますが、受講者の理解力・適用力・問題発見能力を伸ばすため、自分で考える練習を試験問題や講義中のディスカッションに多く取り入れる予定です。
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英語で授業を行う科目 Whether this class will be conducted all in English (yes/no)
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課題解決型学習を取り入れている科目 Problem-solving learning method is used in class (yes/no)
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討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている科目 There are discussions/debates in class (yes/no)
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グループワークを取り入れている科目 There are group works in class (yes/no)
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発表(プレゼンテーション)を取り入れている科目 There are presentations in class (yes/no)
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フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている科目 There are fieldworks/training/experiments/ practices in class (yes/no)
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到達目標 Aim/goal
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講義の終了時には、英語学の諸分野の基礎概念と課題を自分の言葉と例を用いてわかりやすく説明できるようになります。また、英語学でこれまで得られた発見や成果を自分の学問的興味や実生活と関連づけることにより、自らの問いを作り出していく、『自分で考える術』を多くの練習問題を通して身に付けることができるようになります。最後にその問いについてさらに調べ、準備し、議論することができるようになります。
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授業計画 Course Plan
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第1回
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オリエンテーション (授業スケジュールの確認、注意点、評価方法の説明)
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第2回
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英語の音声の仕組み (スペリングと発音の関係、国際音声記号、母音と子音)
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第3回
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英語の音素の仕組み (音素、音韻規則、音節とその形成規則など)
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第4回
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英語の語の仕組み (語形成規則、構成原理など)
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第5回
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英語の文の仕組み (句と文の構造と構成規則、構造的曖昧性など)
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第6回
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前半のまとめとこれまでの内容の確認問題と答え合わせ
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第7回
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中間試験とその解説/フィードバック
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第8回
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英語の意味について (語間の意味関係、文間の意味関係)
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第9回
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英語の文脈の研究 (文の意味と意図の違い、発話行為理論、会話協調原理)
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第10回
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人間社会における言語の役割 (地域・階級・性別と言語の選択、言語接触、地域方言、階級方言、言語とアイデンティティの問題など)
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第11回
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言語獲得 (言語の段階的発達、普遍文法、臨界期仮説など)
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第12回
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英語の歴史的変遷 (古英語、中英語、近代英語、現代英語への変遷、大母音推移など)
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第13回
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人間固有の生物学的形質としての言語能力 (普遍文法、動物のコミュニケーションシステムとの比較、言語の進化、人間の言語と知性の誕生について)
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第14回
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後半のまとめとこれまでの内容の確認問題と答え合わせ
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第15回
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期末試験とその解説/フィードバック
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授業以外の学修 What Students are expected to do outside of the class
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教科書や事前に与えられた文献をよく読み、自分で反例や類例をあらかじめ探しておき、講義中意見や批評を求められたらその場で述べられるように準備しておく。
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評価方法 Evaluation
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中間試験(40%)、期末試験(40%)、講義への積極的参加(20%)
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課題(試験やレポート等)に対する フィードバックの方法 Feedback methods on assignments
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中間試験、期末試験終了直後に問題の趣旨と解説を行います。
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履修前提要件 Prerequisites
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使用テキスト Textbook to be used, if any
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必ず読まなければならない本や文献(購入する必要はないが、図書館等で参照を要するテキスト)Required books or materials (No purchase necessary, but students need to refer to them at places like libraries.)
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読むことを推奨する本や文献(購入する必要はないが、図書館等で参照を要するテキスト)Recommended books or materials, if any. (No purchase nesessary, but students need to refer to them at places like libraries.)
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番号
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著者 Author
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書名 Title
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出版社 Publisher
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ISBN
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定価 Price
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備考 Remarks
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1.
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長谷川瑞穂(編) 大井恭子、木全睦子、森田彰、高尾亨幸(著)
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『はじめての英語学 改訂版』
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研究社
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978-4-327-40165-8
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2,700
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2.
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西光善弘(編)
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『日英語対象による英語学概論 増補版』
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黒潮出版
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978-4-87424-169-1
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2,500
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テキストに 関する 連絡事項 Remarks concerning the text book, if any
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更新日付
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2019-01-16 13:43:43.357
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