授業テーマ Course Theme
|
|
調査と研究の方法、アカデミック・レポート作成やアカデミック・プレゼンテーションの作法
|
|
|
授業概要 Course Outline
|
|
[大野]講師はこの40年近く、新聞記者、研究者、大学教員として、日本国内各地のほか、アジア、オセアニア、米国、欧州の各地で取材・研究・教育活動にあたってきた。こうした経験も踏まえて、1次データ収集を伴う質的調査や情報の精査の方法、アカデミックなレポートやプレゼンテーションの作法などについて教え、学生に習得してもらう。 [山本]勉強と研究は異なる。レポートと論文も異なる。それでは、いったい、両者は何がどう違うのであろうか。この素朴な問いに答えることは、大学における学習や研究を進める上で重要な意味を持つ。この講義では、「研究」とは何かというそもそも論から始まり、実際に、自分の力で研究テーマを発見し、そのテーマに対して一定の答えを導き出すためのプロセス(方法論)を、具体的な事例を踏まえながら実践的に学んでいく。山本担当回については、この方法論のうち、特に「量的調査」の手法を重点的に取り扱う。
|
|
|
授業を全て英語で行う科目 This class will practice all in English.
|
|
|
|
到達目標 Aim/goal
|
|
[大野]多様な文献の読解法、フィールドワークを含む質的調査の技法、アカデミック・レポートの作成法などについて習得する。 [山本]量的調査の概要と方法を理解し、自身の研究に使えるようになる。文献、論文、メディア報道などにおける「数字」に関するリテラシーを向上させる。
|
|
|
授業計画 Course Plan
|
|
| |
第1回
|
[大野]イントロダクション [山本]イントロダクション
|
|
第2回
|
[大野] 質的調査の概論と手法
|
|
第3回
|
[大野] メディア・リテラシー
|
|
第4回
|
[大野]新聞記事のクリティカル・リーディングと文章論
|
|
第5回
|
[大野] ライフ・ヒストリーの書き方と実践
|
|
第6回
|
[大野] アカデミックなレポートとプレゼンテーションの「掟」
|
|
第7回
|
[大野]各学生の研究成果プレゼンテーション①
|
|
第8回
|
[大野]各学生の研究成果プレゼンテーション②
|
|
第9回
|
[山本]「研究」とは何か?「量的調査」とは何か?
|
|
第10回
|
[山本]データ分析の視点
|
|
第11回
|
[山本]質問票の設計と作成
|
|
第12回
|
[山本]プリテスト
|
|
第13回
|
[山本]問いを立てる・リサーチデザインを考える
|
|
第14回
|
[山本]研究発表の理論と実践
|
|
第15回
|
[山本]統計的調査法を用いたグループ発表と小テスト
|
|
|
|
学習活動 【授業前】 What Students are expected to do before class
|
|
[大野]指定されたテキストや資料に目を通し、与えられた課題について理解を深め、授業中に議論や発表ができる準備をする。 [山本]指定された文献等に目を通し、授業内ディスカッションを行えるよう準備する。
|
|
|
学習活動 【授業中】 What Students are expected to do in class
|
|
[大野]講義や他の学生の発表・発言について、臆することなく疑問や意見を述べ、積極的に問題提起する態度を養う。 (注)授業計画は一部、変更の可能性がある。 [山本]講義内容の理解に努め、講義後半に行われるディスカッションのためのメモを作成する。授業内ディスカッションに積極的に参加する。
|
|
|
学習活動 【授業後】 What Students are expected to do after class
|
|
[大野]テキスト、参考書のほか、自分の研究テーマの文献も読み込んで理解を深化させ、課題の レポートや発表の準備を進める。 [山本]講義内容や授業内ディスカッションの内容を振り返り、内容の深いレベルでの理解につなげる。授業内で指示された課題に真剣に取り組む。
|
|
|
評価方法 Evaluation
|
|
[大野]出席、議論への参加などの平常点(30%)、複数の課題レポート(40%)、個別プレゼンテーション(30%) [山本]講義内ディスカッションへの貢献度など平常点(20%)、レポート(20%)、グループワーク・グループ発表(20%)、期末試験(40%)
|
|
|
履修前提要件 Prerequisites
|
|
|
|
使用テキスト Textbook to be used, if any
|
|
番号
|
著者 Author
|
書名 Title
|
出版社 Publisher
|
ISBN
|
定価 Price
|
備考 Remarks
|
1.
|
佐藤望ほか編
|
『アカデミック・スキルズー大学生のための知的技法入門 第2版』
|
慶應義塾大学出版会
|
978-4-7664-1960-3
|
1080円
|
|
2.
|
片山悠樹・山本達也・吉井哲編
|
『多様化する社会と多元化する知ー 「当たり前」を疑うことで見える世界 』
|
ナカニシヤ出版
|
978-477951-1493
|
2592円
|
|
|
|
参考書 Reference Book, if any
|
|
番号
|
著者 Author
|
書名 Title
|
出版社 Publisher
|
ISBN
|
定価 Price
|
備考 Remarks
|
1.
|
松本茂・河野哲也
|
『大学生のための「読む・書く・プレゼン・ディベート」の方法 改定第二版』
|
玉川大学出版部
|
978-4-472-40513-6
|
1620円
|
|
2.
|
白井利明・高橋一郎
|
『よくわかる卒論の書き方[第2版]』
|
ミネルヴァ書房
|
978-4-623-06572-1
|
2700円
|
|
|
|
テキストに 関する 連絡事項 Remarks concerning the text book, if any
|
|
|
|
更新日付
|
|
2018-02-22 19:00:31.884
|