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科目 英語学基礎演習3b 
開講科目群 英文 
履修 選択 
年次
単位
開講科目ID ELSP2270 
開講期・曜日・時限 後期 木曜日 2時限
教職課程との対応 教職課程(教科に関する科目) 
教員氏名

佐藤 陽介(サトウ ヨウスケ)

備考  



授業テーマ
Course
Theme
本演習では、英語と日本語の比較研究の一環として、動詞の意味と構文に関する最近の研究を整理する。具体的には、自動詞と他動詞の交替現象、移動と経路を示す表現の多様性、心理動詞の特異性と意味構造、『壁塗り』構文と二重目的語構文、結果構文、中間構文を題材に、日英比較研究の面白さを紹介する。 
授業概要
Course
Outline
本演習では、日英比較研究の主要な研究分野の一つである動詞意味論研究・構文意味論研究の現状を学び、現在までの成果と問題点をまとめる。演習は、2、3名のグループに各章の内容を発表してもらい、その後参加者全員で討論を行う形で進める。学期後半には、参加者全員がそれぞれ自分が見つけた興味のある現象や研究課題を簡単に発表して参加者からフィードバックをもらい、その成果を研究レポートとして提出してもらう。 
授業を全て英語で行う科目
This class will
practice all in English.
到達目標
Aim/goal
現在の日英動詞・構文研究の成果と課題を整理できるようになる。また、自分の興味を持った現象を調べこの演習で発表し議論することによって自分で考え、自分なりの問いを見つけることの楽しさを味わえるようになる。最後に、日英比較の多くの例に触れることにより、日本語話者の観点からしてしまいそうな英語の間違いにも注意を払えるようになる。 
授業計画
Course Plan
第1回 オリエンテーション(演習の進め方、発表・討論の際の注意、期末研究レポート課題について説明) 
第2回 日英の動詞の意味を探る (1)自動詞と他動詞の交替現象 
第3回 日英の動詞の意味を探る (2)移動と経路の表現 
第4回 日英の動詞の意味を探る (3)心理動詞・心理形容詞の意味構造 
第5回 日英の構文交替のメカニズムを探る (1)『壁塗り』構文 
第6回 日英の構文交替のメカニズムを探る (2)二重目的語構文 
第7回 日英の構文交替のメカニズムを探る (3)結果構文 
第8回 日英の主語の特性を探る (1)中間構文 
第9回 日英の主語の特性を探る (2)難易構文 
第10回 日英の動詞の造語力の違いを探る (1)名詞+動詞の複合語形成法について 
第11回 日英の動詞の造語力の違いを探る (2)複雑述語の形成法について 
第12回 演習履修者により課題研究発表と質疑応答・討論 (1) 
第13回 演習履修者により課題研究発表と質疑応答・討論 (2) 
第14回 演習履修者により課題研究発表と質疑応答・討論 (3) 
第15回 期末研究レポート提出 
学習活動
【授業前】
What Students
are expected
to do
before class
各週に与えられた読書課題をこなし、あらかじめ内容を頭にいれ、反例や類例や自分なりの問題をまとめておくこと。 
学習活動
【授業中】
What Students
are expected
to do
in class
各週の発表を聞き、用意してきた質問があれば討論中に遠慮なく質問すること。また、発表や討論中に面白い問題が見つかったら、必ずノートに書き込んでおくこと。毎週ひとつは質問を発表者に用意しておくこと。 
学習活動
【授業後】
What Students
are expected
to do
after class
自分なりの研究課題を見つけるため、演習後は、扱った諸現象の問題を自分なりに整理し、ピンとくるものが見つかったら、自分なりに調べて、期末レポートのテーマになりそうか教員に相談すること。 
評価方法
Evaluation
演習への積極的参加(20%)、教科書の各章のグループ発表(20%)、研究課題発表(20%)、期末研究課題レポート(40%) 
履修前提要件
Prerequisites
使用テキスト
Textbook
to be used,
if any
番号 著者
Author
書名
Title
出版社
Publisher
ISBN 定価
Price
備考
Remarks
1. 影山太郎(編)  『日英対照 動詞の意味と構文』  大修館書店  9784469244595  2,500   
参考書
Reference
Book,
if any
テキストに
関する
連絡事項
Remarks
concerning
the text book,
if any
更新日付 2018-01-18 17:15:40.494


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