シラバス参照

科目 西洋思想史特殊講義IIa 
開講科目群 文史 
履修 選択 
年次 3・4 
単位
開講科目ID CHPH3020 
開講期・曜日・時限 前期 水曜日 3時限
教職課程との対応 教職課程(教科に関する科目) 
教員氏名

鈴木 崇夫(スズキ タカオ)

備考  



授業テーマ
Course
Theme
 ドイツ・ロマン主義の生成と展開 
授業概要
Course
Outline
「ロマン」や「ロマンチック」という言葉は、日常生活でもよく耳にする。それに触れると胸の高まりを抑えられないような非日常的な美や崇高さ(あるは、それを伴う体験・芸術作品・理念、等々)を私たちはこの言葉で呼ぶ。思想史的観点からみると、ドイツでは18世紀末から19世紀前半にかけて、ロマン的な(romantisch)ものを主題とした哲学・文学・絵画・音楽が大きな影響力をもち、「ドイツ・ロマン主義」と総称されている。教科書風には、「理性をかかげたフランス革命が恐怖政治やナポレオンの侵略をうんだことから[中略]理性よりは感情、文明よりは自然、完成された調和よりは躍動する個性にあこがれるようになり、それが文学・絵画・音楽に鋭敏にあらわれてきた」(『もういちど読む山川世界史』)と説明されるドイツ・ロマン主義だが、もとよりその思想内容は一枚岩ではない。とはいえ、実証主義的合理性と資本主義的功利性とが「現実」を支配しはじめた時代にあってそれとは異質な現実や生を模索したという点では、ドイツ・ロマン主義の思想家や芸術家は軌を一にしていた。グローバリズムの進展によって近代のそうした基本動向が「現実」を呑み尽くそうとしているかにみえる現代にあってドイツ・ロマン主義の意義と限界を再検討してみることは、きわめてアクチュアルな思想的課題であると考える。 
授業を全て英語で行う科目
This class will
practice all in English.
× 
到達目標
Aim/goal
 ドイツ・ロマン主義における人間観・社会観・芸術観・神観について理解を得る。また、その理解を生かして様々な哲学的テーマについて思索を深めることのできる力を養う。

 授業計画は、受講生の興味関心や理解度に応じて一部変更する場合がある。 
授業計画
Course Plan
第1回  導入 
第2回  カントの美学 1 
第3回  カントの美学 2 
第4回  カントの美学 3 
第5回  シラー 1 
第6回  シラー 2 
第7回  フィヒテ 1 
第8回  フィヒテ 2 
第9回  ノヴァーリス 1 
第10回  ノヴァーリス 2 
第11回  シェリング 1 
第12回  シェリング 2 
第13回  ヘーゲル 1 
第14回  ヘーゲル 2 
第15回  試験 
学習活動
【授業前】
What Students
are expected
to do
before class
 授業では、次回の授業で使用する参考資料を配付することがある。その場合には、その資料に事前に目を通しておくこと。 
学習活動
【授業中】
What Students
are expected
to do
in class
 パワーポイントや板書の内容だけではなく、必要な事柄は講義を聴きながら自分でノートに筆記するように。質問や意見がある場合には、遠慮なく挙手してから発言してよい。 
学習活動
【授業後】
What Students
are expected
to do
after class
 授業で指示した参考文献を積極的に読むことが望ましい。 
評価方法
Evaluation
 学期末の試験、折々に課す授業内レポートを総合的に勘案する。 
履修前提要件
Prerequisites
使用テキスト
Textbook
to be used,
if any
参考書
Reference
Book,
if any
テキストに
関する
連絡事項
Remarks
concerning
the text book,
if any
更新日付 2018-01-18 19:59:47.982


PAGE TOP