授業テーマ Course Theme
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授業概要 Course Outline
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「ロマン」や「ロマンチック」という言葉は、日常生活でもよく耳にする。それに触れると胸の高まりを抑えられないような非日常的な美や崇高さ(あるは、それを伴う体験・芸術作品・理念、等々)を私たちはこの言葉で呼ぶ。思想史的観点からみると、ドイツでは18世紀末から19世紀前半にかけて、ロマン的な(romantisch)ものを主題とした哲学・文学・絵画・音楽が大きな影響力をもち、「ドイツ・ロマン主義」と総称されている。教科書風には、「理性をかかげたフランス革命が恐怖政治やナポレオンの侵略をうんだことから[中略]理性よりは感情、文明よりは自然、完成された調和よりは躍動する個性にあこがれるようになり、それが文学・絵画・音楽に鋭敏にあらわれてきた」(『もういちど読む山川世界史』)と説明されるドイツ・ロマン主義だが、もとよりその思想内容は一枚岩ではない。とはいえ、実証主義的合理性と資本主義的功利性とが「現実」を支配しはじめた時代にあってそれとは異質な現実や生を模索したという点では、ドイツ・ロマン主義の思想家や芸術家は軌を一にしていた。グローバリズムの進展によって近代のそうした基本動向が「現実」を呑み尽くそうとしているかにみえる現代にあってドイツ・ロマン主義の意義と限界を再検討してみることは、きわめてアクチュアルな思想的課題であると考える。
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授業を全て英語で行う科目 This class will practice all in English.
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到達目標 Aim/goal
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ドイツ・ロマン主義における人間観・社会観・芸術観・神観について理解を得る。また、その理解を生かして様々な哲学的テーマについて思索を深めることのできる力を養う。
授業計画は、受講生の興味関心や理解度に応じて一部変更する場合がある。
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授業計画 Course Plan
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第1回
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導入
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第2回
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カントの美学 1
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第3回
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カントの美学 2
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第4回
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カントの美学 3
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第5回
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シラー 1
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第6回
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シラー 2
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第7回
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フィヒテ 1
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第8回
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フィヒテ 2
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第9回
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ノヴァーリス 1
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第10回
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ノヴァーリス 2
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第11回
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シェリング 1
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第12回
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シェリング 2
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第13回
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ヘーゲル 1
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第14回
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ヘーゲル 2
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第15回
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試験
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学習活動 【授業前】 What Students are expected to do before class
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授業では、次回の授業で使用する参考資料を配付することがある。その場合には、その資料に事前に目を通しておくこと。
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学習活動 【授業中】 What Students are expected to do in class
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パワーポイントや板書の内容だけではなく、必要な事柄は講義を聴きながら自分でノートに筆記するように。質問や意見がある場合には、遠慮なく挙手してから発言してよい。
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学習活動 【授業後】 What Students are expected to do after class
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授業で指示した参考文献を積極的に読むことが望ましい。
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評価方法 Evaluation
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学期末の試験、折々に課す授業内レポートを総合的に勘案する。
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履修前提要件 Prerequisites
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使用テキスト Textbook to be used, if any
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参考書 Reference Book, if any
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テキストに 関する 連絡事項 Remarks concerning the text book, if any
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更新日付
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2018-01-18 19:59:47.982
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