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科目 日本近代文学基礎演習2 
開講科目群 日本語日本文学科 
履修 選択 
年次 2~4 
単位
開講科目ID 10223100 
開講期・曜日・時限 通年 火曜日 3時限
教職課程との対応 教職課程(教科に関する科目) 
教員氏名

藤澤 秀幸(フジサワ ヒデユキ)

備考  



授業テーマ
Course
Theme
近代文学研究の基礎と作品論の実践 
授業概要
Course
Outline
前期は、近代文学研究の基礎を学び、近代文学の論文を読んでいく。後期は新潮文庫『日本文学100年の名作 第3巻 三月の第四日曜』収録の小説を具体的な研究対象として、近代文学研究の基礎を実践的に学ぶ。受講者は教科書に指定した文庫本の中から一つの小説を選び、その〈作品論〉を発表する。発表に対する質問者は前もって決めておく。 
授業を全て英語で行う科目
This class will
practice all in English.
✕ 
到達目標
Aim/goal
1 卒業論文作成のプロセスを理解する。
2 参考文献目録の作り方を修得し、文献収集力を向上させる。
3 研究史の整理に熟達する。
4 論文読解力を向上させる。 
5 文学研究の主要な方法を学び、実際に文学作品に適用できるようになる。
6 良い論文が書けるようになる。形式的に正しい論文が書けるようになる。 
授業計画
Course Plan
第1回 ガイダンス「この授業はどんな授業か?」 
第2回 発表順の決定・講義「卒業論文への道」「近代文学研究研究とは何か?」 
第3回 講義「作品をどう論じるか」「参考文献目録の作り方」 
第4回 「泉鏡花『朱日記』論」を読む・講義「発表レジュメの作り方」 
第5回 「泉鏡花『朱日記』論」を読む・講義「日本近代文学史早わかり」 
第6回 「夏目漱石『三四郎』論」を読む・講義「日本近代文学史早わかり」 
第7回 「夏目漱石『三四郎』論」を読む・講義「日本近代文学史早わかり」 
第8回 「志賀直哉『暗夜行路』論」を読む・講義「日本近代文学史早わかり」 
第9回 「泉鏡花『外科室』論」を読む・講義「日本近代文学史早わかり」 
第10回 「佐藤春夫『西班牙犬の家』論」を読む・講義「日本近代文学史早わかり」 
第11回 「少女小説論」を読む・講義「日本近代文学史早わかり」 
第12回 「島崎藤村『落梅集』論」を読む・講義「日本近代文学史早わかり」 
第13回 講義「レポートの書き方」 
第14回 講義「日本近代文学研究のモラル」 
第15回 まとめ 
第16回 前期レポートの提出・「泉鏡花『薬草取』論」を読む 
第17回 「泉鏡花『薬草取』論」を読む・講義「日本近代文学史早わかり」 
第18回 「泉鏡花『薬草取』論」を読む・講義「日本近代文学史早わかり」 
第19回 萩原朔太郎『猫町』論の発表 
第20回 武田麟太郎『一の酉』論の発表 
第21回 菊池寛『仇討禁止令』論の発表 
第22回 石川淳『マルスの歌』論の発表 
第23回 中山義秀『厚物咲』論の発表 
第24回 幸田露伴『幻談』論の発表 
第25回 岡本かの子『鮨』論の発表 
第26回 川崎長太郎『裸木』論の発表 
第27回 海音寺潮五郎『唐薯武士』論の発表 
第28回 宮本百合子『三月の第四日曜』論の発表 
第29回 矢田津世子『茶粥の記』論の発表 
第30回 まとめ 
学習活動
【授業前】
What Students
are expected
to do
before class
●論文の読解
全員が前もって配布された論文を授業までに読み、コメントを考えておく。
●〈作品論〉の発表
発表者は発表の一回前の授業の最後に「予告レジュメ」を配布する。「予告レジュメ」の内容は、同時代評および先行研究・参考資料・発表のねらい、の三点である。発表者以外の受講者は「予告レジュメ」と当該作品を読んでおく。特に質問者は念入りに読まなければならない。さらに発表者は発表のためのレジュメを作成する。 
学習活動
【授業中】
What Students
are expected
to do
in class
●論文の読解
コメントを全員が発表する。
●〈作品論〉の発表
発表者はレジュメを使いながらわかりやすく発表する。質問者は質問する。質問者以外の受講者も質問する。発表者は質問に応答する。 
学習活動
【授業後】
What Students
are expected
to do
after class
●〈作品論〉の発表
出席カード(B5版)に、発表・質疑応答・当該作品についてのコメントを記入する(次回の授業で提出するのが望ましい)。発表者は、質疑応答を勘案し、発表内容をさらに発展させてレポートにまとめる。 
評価方法
Evaluation
口頭発表およびレポート75%、出席カードの所見25%。これに質疑応答のポイントが加減される(「質疑応答のポイント制」については一回目の授業で説明する)。
授業回数の三分の一以上欠席した者は単位を修得できない。遅刻・早退は、2回を欠席1回に換算する。30分以上の遅刻は欠席扱いとする。
夏休みのレポートの課題は〈同時代評および研究史〉。四百字詰め原稿用紙で6枚以上10枚以内。パソコン可。
年度末のレポートの課題は〈作品論〉。四百字詰め原稿用紙で20枚以上。パソコン可。 
履修前提要件
Prerequisites
使用テキスト
Textbook
to be used,
if any
番号 著者
Author
書名
Title
出版社
Publisher
ISBN 定価
Price
備考
Remarks
1.   『日本文学100年の名作 第3巻 三月の第四日曜』  新潮社       
参考書
Reference
Book,
if any
テキストに
関する
連絡事項
Remarks
concerning
the text book,
if any
更新日付 2017-01-16 09:56:38.873


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