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科目 日本古典文学基礎演習2 
開講科目群 日本語日本文学科 
履修 選択 
年次 2~4 
単位
開講科目ID 10222700 
開講期・曜日・時限 通年 水曜日 4時限
教職課程との対応 教職課程(教科に関する科目) 
教員氏名

藤井 由紀子(フジイ ユキコ)

備考  



授業テーマ
Course
Theme
『伊勢物語』を読む 
授業概要
Course
Outline
『伊勢物語』は、十世紀中頃に成立したとされる歌物語である。百以上の章段によって、在原業平をモデルとする「昔男」の緩やかな一代記として構成されている。『源氏物語』に与えた影響も強く、日本の古典文学を代表する作品であるといってよい。この授業では、代表的な章段の精読を通してその魅力を味わうとともに、変体仮名の解読や、注釈書の比較・検討など、古典文学を読むために必須の基礎力を身に付ける。 
授業を全て英語で行う科目
This class will
practice all in English.
× 
到達目標
Aim/goal
・単語や文法に注意しながら、古文を正確に読めるようになる。
・変体仮名に慣れ、読めるようになる。
・注釈書を比較することによって、問題点を発見できるようになる。 
授業計画
Course Plan
第1回 オリエンテーション 
第2回 『伊勢物語』概説(講義) 
第3回 平安文学の研究方法(講義) 
第4回 第一段を読む(講義) 
第5回 変体仮名解読練習(1) 
第6回 担当者による発表(1)─第三段を読む 
第7回 担当者による発表(2)─第四段を読む 
第8回 担当者による発表(3)─第五段を読む 
第9回 変体仮名解読練習(2) 
第10回 担当者による発表(4)─第六段を読む 
第11回 担当者による発表(5)─第九段を読む 
第12回 変体仮名解読練習(3) 
第13回 担当者による発表(6)─第十段を読む 
第14回 担当者による発表(7)─第十二段を読む 
第15回 まとめ 
第16回 変体仮名解読練習(4) 
第17回 担当者による発表(8)─第二十三段を読む 
第18回 担当者による発表(9)─第二十四段を読む 
第19回 変体仮名解読練習(5) 
第20回 担当者による発表(10)─第四十段を読む 
第21回 担当者による発表(11)─第四十一段を読む 
第22回 変体仮名解読練習(6) 
第23回 担当者による発表(12)─第六十三段を読む 
第24回 担当者による発表(13)─第六十九段を読む 
第25回 担当者による発表(14)─第八十二段を読む 
第26回 変体仮名解読練習(7) 
第27回 担当者による発表(15)─第八十三段を読む 
第28回 担当者による発表(16)─第八十四段を読む 
第29回 変体仮名解読練習(8) 
第30回 まとめ 
学習活動
【授業前】
What Students
are expected
to do
before class
次回の発表箇所を、全員が読んでくる。発表者は、数種類の注釈書を比較・検討し、問題点をレジュメにまとめる。発表者以外の受講者は、疑問点を質問できるように準備しておく。 
学習活動
【授業中】
What Students
are expected
to do
in class
発表者は、レジュメを使って発表する。受講者全員で討論し、考察を深める。変体仮名解読の回は、与えられた教材を用いて、各自、影印から翻刻する練習をする。 
学習活動
【授業後】
What Students
are expected
to do
after class
授業内容を振り返り、本文を再読し、作品内容への理解を深める。読めなかった変体仮名は、必ず復習をして、覚えておく。 
評価方法
Evaluation
平常点20%、口頭発表30%、レポート50%
レポートは、夏期と年度末に、原稿用紙10枚以上の課題を出す。 
履修前提要件
Prerequisites
使用テキスト
Textbook
to be used,
if any
番号 著者
Author
書名
Title
出版社
Publisher
ISBN 定価
Price
備考
Remarks
1. 石田譲二  『新版 伊勢物語』  角川書店(角川ソフィア文庫)  9784044005016  778   
参考書
Reference
Book,
if any
テキストに
関する
連絡事項
Remarks
concerning
the text book,
if any
参考にすべき注釈書等については、授業中に説明する。 
更新日付 2017-01-17 16:37:24.461


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