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科目 日本文化史特殊講義IIIa 
開講科目群 文化史学科 
履修 選択 
年次 3・4 
単位
開講科目ID 10185100 
開講期・曜日・時限 前期 火曜日 2時限
教職課程との対応 教職課程(教科に関する科目) 
教員氏名

梅澤 秀夫(ウメザワ ヒデオ)

備考  



授業テーマ
Course
Theme
近世日本の対外関係と国家観 
授業概要
Course
Outline
日本近世の対外関係は「鎖国」状態とされることが多いが、これは不正確である。この講義では、「四つの窓口」とされる長崎・対馬・琉球・蝦夷地について、そこでの交流の実態と、対外関係をめぐる様々な議論を紹介・検討し、そこから近世の人々が日本の国家をどのように考えていたかを探る。 
授業を全て英語で行う科目
This class will
practice all in English.
× 
到達目標
Aim/goal
日本近世文化史の中の特定のテーマを取り上げているが、そのテーマに関する専門的な知識を得ると共に、史料や研究論文の批判的な検討などを通して、日本文化史の研究方法を理解する。 
授業計画
Course Plan
第1回 「鎖国」概念の再検討 「鎖国」と「祖法」と「攘夷」 
第2回 東アジアの国際秩序1 冊封体制と国際法 
第3回 前近代東アジアの国際秩序2 倭寇と海禁政策 
第4回 前近代東アジアの国際秩序3 秀吉の朝鮮侵略 
第5回 前近代東アジアの国際秩序4 江戸幕府の対外政策と「華夷変態」
「4つの窓口」 
第6回 長崎貿易の推移 
第7回 琉球王国と薩摩藩1 琉球王国の形成 
第8回 琉球王国と薩摩藩2 薩摩藩の琉球支配 
第9回 対馬と朝鮮1 倭寇と朝鮮王朝 
第10回 対馬と朝鮮2 近世の日朝外交と対馬 
第11回 対馬と朝鮮3 日朝貿易・外交の推移 
第12回 松前と蝦夷地1 北方交易と「渡党」 
第13回 松前と蝦夷地2 近世松前藩の成立 
第14回 松前と蝦夷地3 北方地域とロシア 
第15回 近世の対外関係 まとめ 
学習活動
【授業前】
What Students
are expected
to do
before class
各テーマについて主要参考文献表と主要な史料のコピーなどを配布するので、事前に史料や参考文献に目を通し、疑問点・問題点を整理しておく。 
学習活動
【授業中】
What Students
are expected
to do
in class
講義ではレジュメを配布しないので、講義内容を整理しつつノートを取るとともに、事前の準備で用意した疑問点などについて質問する。 
学習活動
【授業後】
What Students
are expected
to do
after class
ノートを整理しながら、授業で得た知識を確認し、必要に応じて更に文献を探して読む。疑問点があれば質問を準備する。 
評価方法
Evaluation
主に学期末に提出するレポートによるが、授業回数の3分の2以上の出席が前提。3分の2以上出席していても、欠席が多い場合は10点の範囲で減点する。 
履修前提要件
Prerequisites
使用テキスト
Textbook
to be used,
if any
参考書
Reference
Book,
if any
テキストに
関する
連絡事項
Remarks
concerning
the text book,
if any
その都度、必要な史料のコピーや参考文献表などを配布する 
更新日付 2017-01-19 14:05:34.812


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