シラバス参照

科目 ラテンアメリカ史 
開講科目群 スペイン語スペイン文学科 
履修 選択 
年次 1~4 
単位
開講科目ID 10152900 
開講期・曜日・時限 通年 金曜日 4時限
教職課程との対応 教職課程(教科に関する科目) 
教員氏名

長野 太郎(ナガノ タロウ)

備考  



授業テーマ
Course
Theme
中南米、カリブ地域の人、社会、文化の歴史。 
授業概要
Course
Outline
孤立状況の中で独自な社会と文化を生み出したアメリカ大陸は、15世紀末のヨーロッパ人進出以降、暴力的に西洋の周縁として取り込まれた。とくに先住民人口の多かった今日のラテンアメリカ地域は、急激な変化を強いられる一方で、西洋近代の発展と表裏一体の冨を産出してきた。講義では、「進んだアメリカ」とされるアメリカ合衆国、カナダを除く、「遅れたアメリカ」をすべて「ラテンアメリカ」ととらえ、複数の言語圏に共通する歴史的過程と同時に、多様性に富んだ実態に目配りすることを目指す。 
授業を全て英語で行う科目
This class will
practice all in English.
× 
到達目標
Aim/goal
・ メキシコ、中南米、カリブ地域の歴史、地理、経済、社会、文化の概要を知る。
・ ラテンアメリカの世界史的意義を理解する。 
授業計画
Course Plan
第1回 導入 
第2回 中南米、カリブ地域の地理、社会、経済 
第3回 人類の大拡散とアメリカ地域への移住 
第4回 アメリカ文明の歴史 
第5回 ヨーロッパの拡張と大航海時代、世界システム論 
第6回 アメリカ地域の征服と植民(征服~1570頃まで) 
第7回 スペイン植民地システムの成立 
第8回 アメリカ大陸のポルトガル植民地(ブラジル) 
第9回 カリブ地域、北米、中南米へのヨーロッパ各国の進出 
第10回 先住民、黒人奴隷による強制労働 
第11回 植民地の行政、宗教、教育、娯楽 
第12回 植民地文化の誕生 
第13回 植民地経済の成熟、変動、政治的再編 
第14回 ヨーロッパの混乱と被抑圧者の運動  
第15回 まとめ 
第16回 後半部導入 
第17回 ラテンアメリカの政治的独立 
第18回 独立後の混乱と政治的再編 
第19回 中央集権主義と連邦主義:『ファクンド』 
第20回 近代化と新植民地主義、辺境地の征服と国境紛争 
第21回 19世紀のラテンアメリカ文化 
第22回 キューバとブラジルの奴隷制廃止 
第23回 新しい移民の導入 
第24回 独立百周年とナショナリズム 
第25回 アメリカ合衆国とラテンアメリカ 
第26回 社会正義と権威主義 
第27回 20世紀ラテンアメリカの文化とポピュラー音楽 
第28回 新自由主義と資源ナショナリズム 
第29回 現代のラテンアメリカ 
第30回 まとめ 
学習活動
【授業前】
What Students
are expected
to do
before class
前回の授業の内容をふりかえり、重要なポイントを把握しておく。 
学習活動
【授業中】
What Students
are expected
to do
in class
授業は基本的に講義形式でおこなう。講義は配布するレジュメ(印刷物)およびプレゼンテーションソフトに沿って進め、必要に応じて写真、映像、音楽等のAV資料を補足的に用いる。毎回、授業終了前の10分ほどを費やして、その日取り上げた内容についてのリアクション・ペーパー(感想、コメント、質問など)を記入してもらう。次回の授業の際に、コメントおよび補足的説明をおこなう。 
学習活動
【授業後】
What Students
are expected
to do
after class
配付されたレジュメ、参考資料を読み、内容を十分に理解した上で、毎回「学びの泉」を通じて課される復習テストに取り組む。 
評価方法
Evaluation
学期末のレポート60%、復習テスト20%、平常点(リアクションペーパーを含む)20%。 
履修前提要件
Prerequisites
履修上限人数30人。初回授業で抽選をおこなう。 
使用テキスト
Textbook
to be used,
if any
参考書
Reference
Book,
if any
番号 著者
Author
書名
Title
出版社
Publisher
ISBN 定価
Price
備考
Remarks
1. 山本紀夫  『トウガラシの世界史 辛くて熱い「食卓革命」』  中公新書  978-4-12-102361-2  860円   
2. 伊高浩昭  『チェ・ゲバラ 旅、キューバ革命、ボリビア』  中公新書  978-4-12-102330-8  880円   
テキストに
関する
連絡事項
Remarks
concerning
the text book,
if any
・テキストは特に使用しない。毎回、レジュメを配布し、授業はパワーポイントに沿って進める。
・参考書に掲げた2書は、それぞれ期末レポート作成に関わるものである。早めに一読しておくことを勧める。 
更新日付 2017-01-17 18:17:55.397


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