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科目 国際関係思想演習 
開講科目群 文化史学科 
履修 選択 
年次 3・4 
単位
開講科目ID 10049000 
開講期・曜日・時限 通年 月曜日 4時限
教職課程との対応 教職課程(教科に関する科目) 
教員氏名

中見 真理(ナカミ マリ)

備考  



授業テーマ
Course
Theme
戦略的非暴力の可能性を考える 
授業概要
Course
Outline
「非暴力は無力か」という議論がなされるとき、多くの人は宗教的・道徳的非暴力をイメージし、軍事的観点を考慮に入れようとはしない。戦後日本の平和研究も、軍事を忌避し軍事戦略を学んでこなかった。しかし平和の大きな課題のひとつが戦争との戦いにあると考えたとき、軍事についてもっと真剣に学ぶ必要があるのではないだろうか。本授業においては、このような問題意識を持って、まず前半では戦争について多角的に学び、主要な軍事戦略理論について基礎知識を獲得する。次にそれらを踏まえ、どうすればより説得的な非暴力平和論を構築することができるかを考えたい。後期の後半は卒業論文の作成にむけて準備を開始する。学生の発表を中心に議論する形式で進める。毎時間、必ず全員が発言する。 
授業を全て英語で行う科目
This class will
practice all in English.
× 
到達目標
Aim/goal
文献を読みまとめ、わかりやすく発表するとともに、自分の意見を説得的に述べることができるようになる。戦争原因に関する研究や主要な軍事戦略論を視野に入れたうえで、各人それぞれが、自身の平和論を構築していくための基盤作りをする。後期は論文の書き方を学び、卒論のテーマを決定する。 
授業計画
Course Plan
第1回 序:戦争学・戦略学とは?報告の分担決定 
第2回 戦争は学問たりえるか 
第3回 戦争とは何か 
第4回 戦争文化とは何か 
第5回 クラウゼヴィッツの戦争観 
第6回 戦争の起源と原因を考える(1) 
第7回 戦争の起源と原因を考える(2) 
第8回 平和とは何か 
第9回 平和主義の主要な形態 
第10回 誰にとっての平和か 
第11回 絶対平和主義の葛藤 
第12回 平和のためにこそ戦争が必要? 
第13回 戦争の勝利とは何か 
第14回 「フォッグ・オヴ・ウォー」を観て考える 
第15回 まとめ 
第16回 戦争の様相と社会の変化(1) 
第17回 戦争の様相と社会の変化(2) 
第18回 戦争の機能と役割 
第19回 戦争指導とは何か 
第20回 国家戦略を考える 
第21回 戦争の将来像 
第22回 戦略的非暴力論 
第23回 まとめ 
第24回 卒業論文の書き方を学ぶ 
第25回 先輩の卒論に学ぶ(1) 
第26回 先輩の卒論に学ぶ(2) 
第27回 先輩の卒論に学ぶ(3) 
第28回 卒論に向けて(1) 
第29回 卒論に向けて(2) 
第30回 まとめ 
学習活動
【授業前】
What Students
are expected
to do
before class
報告者はテキストの担当部分を読み、内容をレジュメにまとめ全員に配布し、約20分で発表できるよう準備する。報告者以外の学生も必ず授業で扱う章を読み質問等を考えてくること。 
学習活動
【授業中】
What Students
are expected
to do
in class
報告者は、レジュメを配布し、それにそって担当部分を説明し、その内容について、自分の意見を述べる。それ以外の学生も全員が必ず発言すること。 
学習活動
【授業後】
What Students
are expected
to do
after class
よくわからなかった点についてテキストを再読・再考し、関連の参考文献等にあたるなどして、理解を深める。 
評価方法
Evaluation
授業への出席と議論への積極的参加(50%)と、前後期2回のレポート(25%×2)による。 
履修前提要件
Prerequisites
国際関係思想特殊講義abを同時履修することが望ましい。 
使用テキスト
Textbook
to be used,
if any
番号 著者
Author
書名
Title
出版社
Publisher
ISBN 定価
Price
備考
Remarks
1. 石津朋之  『戦争学原論』  筑摩書房       
参考書
Reference
Book,
if any
テキストに
関する
連絡事項
Remarks
concerning
the text book,
if any
テキスト以外の必要文献についてはプリントし配布する。 
更新日付 2017-01-17 22:40:41.045


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