授業テーマ Course Theme
|
|
|
|
授業概要 Course Outline
|
|
人は生活のすべての時間に学んでいる。学校教育における学びはその中の一部を担うものである。しかし、生態学的・文化歴史的な観点からみると、学校教育における学びはそれ以外の状況での学びとは大きく異なっている。この授業では、学校教育の中でうまく学べないように思われる人が生活の中では実に見事に学んでいる事例を分析し、それが生態学的・文化歴史的な観点でどのように解釈できるかを考える。さらに、そうした分析を通して、学校教育における学びの問題点を考え、より優れた学びを導くための環境を構築・運用する方法を考える。
|
|
|
授業を全て英語で行う科目 This class will practice all in English.
|
|
|
|
到達目標 Aim/goal
|
|
人の学びについて、個人的経験・主観を離れて、また、学校教育的文脈を離れて、学ぶ主体としての学習者の中で起こっていることに焦点をあてて、生態学的・文化歴史的な観点から証拠に基づいて考えられるようになること。
|
|
|
授業計画 Course Plan
|
|
| |
第1回
|
学習科学の歴史と位置づけ
|
|
第2回
|
能動的に学ぶ学習者1 意図の解釈
|
|
第3回
|
能動的に学ぶ学習者2 例示の解釈
|
|
第4回
|
効果的に学ぶ学習者1 理解と記憶
|
|
第5回
|
効果的に学ぶ学習者2 理解とスキル(学習過程)
|
|
第6回
|
効果的に学ぶ学習者3 理解とスキル(理解過程)
|
|
第7回
|
状況の中で学ぶ学習者1 徒弟制と学校教育
|
|
第8回
|
状況の中で学ぶ学習者2 集団における相互補償
|
|
第9回
|
状況の中で学ぶ学習者3 外的資源の活用
|
|
第10回
|
人間種としての学習者1 言語の学習
|
|
第11回
|
人間種としての学習者2 数の学習
|
|
第12回
|
学習を支援する方法1 新しいグループ学習の概念
|
|
第13回
|
学習を支援する方法2 レガシーとスマートツール
|
|
第14回
|
どのようなときに人は学習できなくなるか
|
|
第15回
|
まとめと質疑応答
|
|
|
|
学習活動 【授業前】 What Students are expected to do before class
|
|
次回授業の内容について、自分の経験と意見を整理しておく。
|
|
|
学習活動 【授業中】 What Students are expected to do in class
|
|
講義を中心とするが、履修者自身が被験者体験をする簡単な心理学実験、ビデオの閲覧、履修者同士の意見交換・討論、などを行う。
|
|
|
学習活動 【授業後】 What Students are expected to do after class
|
|
授業時間内に扱われる問題ごとに、 ・授業時間内に講義されたことを自身の経験に照らして対応付けすること。 ・指定された資料を読んで自分の質問とコメントを整理すること、 などが求められる。 「教職に関する科目」であるため、授業期間終了後に履修カルテを記入することに備えて、各授業直後に「授業記録紙」(初回授業で配布)に学習記録を記録すること。
|
|
|
評価方法 Evaluation
|
|
授業への参加(リアクションペーパの提出、討論への参加など) 50% 期末レポート 50%
|
|
|
履修前提要件 Prerequisites
|
|
なし。教職課程を履修登録していなくても履修できる。
|
|
|
使用テキスト Textbook to be used, if any
|
|
|
|
参考書 Reference Book, if any
|
|
|
|
テキストに 関する 連絡事項 Remarks concerning the text book, if any
|
|
授業内容と履修者から提出されたリアクションペーパにそって、関連する図書、新聞記事、論文などを随時紹介する。
|
|
|
更新日付
|
|
2016-01-20 23:00:43.749
|