シラバス参照

科目 哲学b 
開講科目群 共通教養 
履修 選択 
年次 1~4 
単位
開講科目ID 10002100 
開講期・曜日・時限 後期 金曜日 3時限
教職課程との対応 教職課程(教科に関する科目) 
教員氏名

原田 雅樹(ハラダ マサキ)

備考  



授業テーマ
Course
Theme
古代ギリシャのピタゴラスから現代にいたるまで、数学が思想や哲学にどのようにかかわってきたのかを概観する。 
授業概要
Course
Outline
古代ギリシャにおいて、数学的思考と哲学的思考は深く結びついていた。西洋において、ルネサンス期にその結びつきが復活したことが、近代科学を誕生させたといってもよい。近代合理主義の限界を考えるためにも、一度、自然の数学化、思考の数学化ということを理解しておくことが必要であると思われるので、古代ギリシャとルネサンス期の数学と哲学の交流を授業の中で取り上げる。 
授業を全て英語で行う科目
This class will
practice all in English.
× 
到達目標
Aim/goal
数学とは単なる計算ではなく、一つの思想であり、時に世界観に革命を引き起こすものであることを理解する。また、授業で直接扱えないが、近代合理主義の特徴を理解しつつ、その限界にも思いをはせてほしい。 
授業計画
Course Plan
第1回 授業全体の計画 
第2回 数学者ピュタゴラス? 
第3回 ユークリッド 
第4回 プラトン『国家』- 魂を哲学に向けて訓練するものとしての幾何学 
第5回 プラトン『ティマイオス』- 幾何学と宇宙 
第6回 新ピュタゴラス主義 
第7回 ケプラー「そのとき、夜明けの星はこぞって歌い」 
第8回 ガリレオ「自然は数学の言葉で書かれている」 
第9回 デカルトの幾何学と方法論-解析幾何学と分析的方法 
第10回 デカルトの自然観-機械としての自然 
第11回 ニュートン 
第12回 ライプニッツ-無限小と「モナド」 
第13回 カントの数学論 
第14回 非ユークリッド幾何学、相対性理論、論理実証主義 
第15回 まとめ-思想としての数学 
学習活動
【授業前】
What Students
are expected
to do
before class
授業中に指示した資料・参考書などを積極的に読んで、授業に臨むことが大切である。 
学習活動
【授業中】
What Students
are expected
to do
in class
授業で、時々、数学自体の話をするかもしれないが、それは必ずしも理解できなくともよい。大切なことは、人間がいかにして新しい概念を生み出すかを理解し、それが世界観を変えうることに気づくことである。 
学習活動
【授業後】
What Students
are expected
to do
after class
積極的に関連した読書をしてほしい。 
評価方法
Evaluation
平常点(30%)とレポート(70%) 
履修前提要件
Prerequisites
使用テキスト
Textbook
to be used,
if any
参考書
Reference
Book,
if any
番号 著者
Author
書名
Title
出版社
Publisher
ISBN 定価
Price
備考
Remarks
1. 内山勝利編  『哲学の歴史 第1巻』  中央公論新社    3500   
2. アレクサンドル・コイレ  『コスモスの崩壊』  白水社    4410   
3. 伊藤博明編  『哲学の歴史 第4巻 ルネサンス』  中央公論新社    3200   
4. 小林道夫編  『哲学の歴史 第5巻 デカルト革命』  中央公論新社    3200   
5. キティ・ファーガソン  『ピュタゴラスの音楽』  白水社    3400   
テキストに
関する
連絡事項
Remarks
concerning
the text book,
if any
更新日付 2016-01-18 12:16:45.811


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